平成21年5月

「感謝」と「思いやり」

春、本番。一年中で最も美しい季節。私が一番好きな季節でもある。この素敵な季節に感謝したい。

 さて、春を迎えた今頃から結婚シーズンも到来する。遂、先日も若者の門出を祝った。スピーチで必ず話をさせていただく言葉に「感謝」と「思いやり」がある。

 「感謝」をする。何気なく使われている言葉だが、何故、感じて謝ると書いて“ありがとう”なのか疑問に感じる人も多いのではないのかと思う。感謝の語源の由来は中国にあり、中国の“ありがとう”が「謝謝(シェー、シェー)」と聞けば成るほどと納得できるか。謝りたいほど、申し訳なくありがたい,ということだそうだ。

 一人の人間として、初めて出会った親のありがたさ、とりわけ、何の力も持たずに生まれてくる赤ちゃんを深い愛情で守り育ててくれた母親に感謝し、一人では生きてこられなかった自分を、多くの友人、知人、つまり他人によって支えられていることにも感謝する心を忘れてならないことをあらためて認識していただくためにも、話をさせていただいている。

 また、「思いやり」について、感謝を基本に成り立っていることを踏まえて話をさせていただいている。夫婦として、お互いがお互いを思いやる。簡単なようだが、これがなかなか難しい。この「思いやり」についても、それらを解き明かす本に出会ったので、紹介したい。

 チベットのダライ・ラマ14世が著した「思いやり」の本がそうだ。ダライ・ラマ14世は、著書の中で『思いやりの心があれば、人生に起こる苦しみや問題は解決でき、さらに人間の持っている知性と他者へのやさしさ、思いやりこそ、最も大切な人間の価値だ』と言い切っている。しかも、私たち人間誰にも、これら多くの問題を解決していく能力がもともと備わっているのであり、相手を理解することに努め、違う考え方を受け入れる、つまり、思いやりの心、即ち、人を愛する心を育てることの大切さを説いている。

 人は一人では生きていけないこと、自分の利益のみを追求することや、自分一人だけ幸せになれたらそれでいい、他の人たちなどどうでも構わないといった考えを改め、他者に対するやさしさと思いやりの心をもちつづけていくことの大切さを、この本により知らされた。

 私のひと言を書き終えた今、私のデスクの脇の壁に貼ってある“おかげさま”の文をあらためて読み直している。

矢吹町長 野崎 吉郎

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