平成20年8月

「歴史に残るオリンピックの暑い夏」

丹野麻美選手、北京オリンピック出場、万歳!

オリンピック出場の期待と予感はあったが、その連絡は突然に来た。7月11日午後5時35分、企業誘致のために足を運んでいた暑い東京の地で、携帯が突然鳴った。この報せに、周りに居合わせた人に誰彼なく知らせた。丹野選手のお母さんへも連絡した。喜びが爆発するという経験はこれが初めてだった。

彗星のように日本女子短距離界にデビューして6年余。才能は一気に開花し、日本選手権を始め、国内に敵なし。世界選手権も二大会連続出場する等、日本女子陸上界のエースとして北京オリンピック出場に一番近い存在であった。

オリンピックイヤーの今年も、5月の静岡国際大会でも自身の持つ日本新記録を更新するなど、オリンピック参加標準Aの51秒55を突破するのは時間の問題と、丹野選手本人も周囲も心待ちにしていた。

俄然、当町も活気づいた。町挙げての応援体制も万全にと後援会も結成した。

しかし、順調に見えた北京への道は決して平坦ではなかった。オリンピック選考会の雨中の等々力競技場、最後の望みを託した函館南部忠平大会でも、多くの後援会の応援虚しく、標準記録の突破ならず。もう駄目なのか。思いが頭をよぎった。しかし、丹野選手も両親も私も、そして後援会員、町民も望みを捨てなかった。

そして、遂にその日は来た。等々力でも函館でもそうであったが、丹野選手の思いの強さが困難に打ち勝ったのである。全力を尽くしてゴールに向かうその姿は美しいばかりではなく、記録に立ち向かう飽くなき思いを、記録表示板を見つめる瞳の中に見た。決して大きいとは言えないその体に中に、何故、あのようなパワーが宿るのか。圧倒的な体力に勝る世界の陸上選手の中にあって、その瞬間、私は丹野選手の瞳の中にパワーの源泉を見たのであった。

オリンピック大会当日は、日の丸を胸に大活躍をしてくれるだろう。北京の空も矢吹の町も大声援で揺れるだろう。

思い起こせば、4年前のアテネの夏。中畑さん率いる全日本野球チームの夏も暑かった。

2年前の光南高校の甲子園出場は沸きに沸いた暑い夏だった。

丹野選手の夏は、昨年の大阪世界選手権に始まり、今年の夏を予感させる暑い夏であり、そして今年は、106年の矢吹町の歴史に初めて記される記憶に残る暑いゝ夏が来る。

こんなにも嬉しい夏は何度あってもいい。丹野麻美選手、本当にありがとう。オリンピック出場、本当におめでとうございます。 

矢吹町長 野崎 吉郎

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