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町政情報

平成28年10月

元気な高齢者、百歳万歳‼

 「矢吹町敬老会」が9月17日㈯、町文化センター大ホールで開催された。今年も75歳以上の高齢者、2574名を招待。会場は、元気な高齢者で埋め尽くされ、笑顔あり、笑い声ありで楽しい一日を過ごした。
 さて、皆さんは9月14日付の新聞報道を目にしたでしょうか。「県内100歳以上、初の1000人超」の大見出し。報道によると、県内の100歳以上の高齢者は、1046人で、初めて1000人を突破したとある。また、全国の100歳以上の高齢者は、過去最多の5万5692人に上ることが分かった。そして、何と驚くなかれ、矢吹町の最高齢者安藤悌蔵さんが、105歳で県内男性高齢者上位4位にランクイン。町初めての慶事だ。心から安藤悌蔵さんに敬意と祝意を捧げたい。
 折角の機会なので、町の高齢者にも少し触れてみたい。ご案内のように、今回の敬老会の招待者は、2574名。内、今年の敬老の日を基準に、新たに90歳以上なられた方68名を含め、実に90歳以上は272名。100歳以上は何と7名。
 町では、以前から敬老会の前に、90歳以上の高齢者宅を事前訪問している。今年の訪問も、新たに90歳に到達された高齢者と男女高齢者上位10名、都合52名の高齢者宅に足を運び、祝意を述べ、そして祝い品を贈らせ頂くために訪問させて頂いている。
 今月の私のひと言では、その中にあって、100歳以上の特筆すべき元気さを誇る高齢者の皆様を紹介させて頂くことにした。
 まず始めに紹介するのは、やはりこの方、町の最高齢者安藤悌蔵さん。安藤さんを、知らない町民はいない。今年もお互い、たっての希望で訪問が実現。今年も、いつもの元気なお姿と満面の笑顔を見ることが出来、嬉しかった。凜とした立居振舞、そして顔色、肌のツヤ、目の輝きはいつもと変わらず。105歳の放つオーラは圧倒的だ。元気で長生き出来る人はこんな人。まさしく、長生きの手本となる安藤悌蔵さん。ますますの長寿をお祈りします。
 次は女性で2番目の高齢者、弥栄在住の和泉トシヨさん、102歳。スタスタと歩いて姿を現わす。今年も、相変わらず元気そのもの。私たちに、しきりにトウモロコシを薦める。長男の和泉安喜さんによれば、目の前のトウモロコシは、自分で種を蒔き収穫した物だという。身の回りのことは、全部自身で済ませるといい、耳が多少遠いのもご愛嬌。却って大声と笑い声が響く、素敵な家族の中で暮らすことが幸せなのかなとも思えた。帰りには、自ら収穫したばかりの、茹でたてのトウモロコシを沢山お土産に頂いた。来年もトウモロコシを頂きに伺います。約束ですよ。
 次はこの男性。原宿在住の関根信雄さん100歳。今年の1月、満100歳を迎えた信雄さん。益々ご壮健。今年は、ひ孫の関根壮祐くん5歳と千朔ちゃん3歳も一緒にお出迎え。いつ訪問しても、いつもの皆さんがお迎えしてくれ、ほんとに、ほのぼのと幸せの空気が漂う素敵な家族だなと実感させて頂いている。好んでお喋りするタイプではないが、喜んでくれている心持ちは、柔和な顔の表情で見てとれる。いつもの日課は散歩。奥さん共々お元気で長生きしてください。
 次も男性。先月8月に満100歳を迎えたばかりの三城目在住の三瓶金三さん。賀寿贈呈式では、満面の笑みを浮かべながら、多くの子や孫達が集い祝った。顔の色ツヤも良く、言葉も至って明瞭。何度も「野崎町長さんかい。会えて嬉しいない」と歓迎の言葉。私もいつになく感激しながら、賀寿のお祝いの品を贈らせて頂いた。若い頃から日記を付ける習慣は、今も継続中。これからも夫婦二人三脚でお元気にお暮らしください。
 以上、お会いした100歳以上の高齢者4名の皆さんの近況を書かせて頂いた。お会いして感じたことは、実に皆さんお元気ということ。喜ばしい限りだ。
 4人のように、「元気で長生き」というのは、いつの時代も変ることのない、人の見果てぬ夢。或る本を読んだ。皆さんは、江戸時代の儒学者、貝原益軒が書いた「養生訓」をご存知でしょうか。益軒は、その本の中で、こう記している。「腹八分目、お腹いっぱい食べないこと」、「長く座りっぱなしにせず、静かに運動すること」、「心を穏やかに、怒りと欲を抑え、憂いで心を苦しめないこと」。
 同様に前述した、益軒の「養生訓」にも通じることだが、今を生きる町の高齢者に共通する長生きの秘訣は、まず「食事に気遣い、健康な体を維持し、病気に、しかも大病に罹らない」こと。次に「体の負担を考え、適度な運動を心掛け、楽しく体を動かす」こと。そして最も感じることは「家族に愛されている人ばかり」ということだ。
 先日、「矢吹フロンティア祭り」の対談でも中畑清さんがこう話された。「町長、高齢者が元気で長生きできるよう、町づくりに励めよ」と。その叱咤激励を忘れることなく、町づくりに取り組むことをお誓いし、今月のひと言とする。

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