平成28年6月

  • 「長生きするならことぶき大学へ」

 話しは少し遡るが、4月の始めにことぶき大学(学級委員長舘スミ氏)の開講式が開催された。大学の歴史は古く、昭和48年度に開講されて以来だから、今年度で、数えて第44回目の開講式となる。生涯にわたり、学びの場を求める高齢者にその場を提供し、多くの高齢者のいきがいづくりを支援し、豊かな老後生活を送っていただくことを目的に設立されたことぶき大学。入講生は、年齢・性別を問わず誰でも入講可能。1年間を通じ、本講座と希望する分科部での活動を楽しんでいる。4月に入講し、翌年3月に閉講。閉講式は年度末に行なわれるが、所謂いわゆる卒業という概念はなく、本人が希望する限り、永遠に大学生の身分を保証する仕組みをとっている。今年度の入講生は男女合わせて276名。前年度の閉講時に比べ29名増となっているが、近年の傾向として、入講者の数が序々に減っていることに若干の憂慮は残る。高齢者に等しく与えられることぶき大学生の身分。多くの高齢者の参加を今後大いに期待したい。
 さて、今年度の開講式も例年通り盛大且つなごやかに行なわれた。会場を埋めつくした入講生の目はいきいきと輝き、笑顔と笑い声に満ちたその場の雰囲気は何とも気持ちがいい。やっぱりことぶき大学の大学生の名に恥じない多くの高齢者の鑑であることを改めて実感させて頂いた。開講式の流れであるが、まず、入講生は、この開講式の場で、一人ひとりが呼称されて初めて入講を許可される。その後栗林教育長の歓迎の式辞、私たちの祝辞と続く。いつも感心するのは12分科部代表の講師の祝辞。酒脱なジョークと薀蓄うんちくある話を絡め、実に面白い。型通りの挨拶ではなく、長年その道を極めた講師としてのキャリアに裏付けられた話はやはり尊敬に値する。講師の話が始まると会場は笑いと共に一気に盛りあがる。その場の雰囲気を一言で形容するならば「寄席」に近いのでは。「一聴の価値あり。」である。
 困るのは私と議長の挨拶。私も最初は戸惑った。13年前の初めて開講式の祝辞は型通りに用意した原稿を読ませていただいたが、その後は講師の話が際立つために考えを改めた。
 陳腐な挨拶を改め、ことぶき大学仕様の挨拶にしようと。でもそれがなかなか大変。その後の開・閉講式は相当なプレッシャーを感じることになる。今回の開講式では何を喋ろうか。次の閉講式では何をと考える私がいる。式の事前の限られた時間を割いて思案を巡らせる。そんな思いの中で今年度も開講式を迎えた。
 開講式当日の朝、何を話そうかと考え自分の部屋を眺めた。本棚の一冊の本が目に留まった。これだ。決まった。長寿社会の真只中。「健康長寿のまちづくり」を標榜する矢吹町としてことぶき大学の開講式にうってつけの話題であると思い、今回の開講式の挨拶の中心に裾えようと考えた。本のタイトルは「長生きするのはどっち?」(あさ出版)。或る病院の院長先生が書かれた本である。今回の開講式祝辞では限られた時間の中で、この本のさわりの部分を紹介するに留まったが、この話をした後の入講生の反響もよく、この誌面を通じもう少し詳しく本の内容を紹介してみることにしたい。
 この本は第1章から第5章まで各章ごとに問題が出され、全35の問題で構成されている。誌面に限りがあるので、全てを書くことは無理があるので私の一存で、私の興味を引いた10の問題を書き表すことにする。尚、前もってお断りしたいことは、問題の解答については簡潔に記載することとし、解説を詳しく知りたい方は、後日、本を貸し出しますので、何なりとお申し付けください。

それではまず第1問から。
Q1 「すべての年代を通して、もっとも突然死の多いスポーツは何でしょうか?」
A.「ランニング」

Q2 「クリニック」と「総合病院」調子が悪いときに行くべきはどっち?
A.「クリニック」

Q3 「胃カメラ嫌い」と「バリウム嫌い」胃ガンになるのはどっち?
A.「どちらでもない」「交互に行うが正解」

Q4 「治ったらやめる」と「もらった量を飲みきる」薬が効かなくなるのはどっち?
A.「治ったらやめる」

Q5 スポーツをする人としない人短命なのはどっち?
A.「スポーツをする人」

Q6 ゴルフとテニス突然死しやすいのはどっち?
A.「ゴルフ」

Q7 「早朝ランニング」と「夜間のウォーキング」デメリットばかりなのはどっち?
A.「早朝ランニング」

Q8 一日三食を規則的に食べると食べたいときに食べる、太るのはどっち?
A.「一日三食」

Q9 ストレスがある人とない人ウイルスに侵されるのはどっち?
A.ストレスのない人。

Q10仕事好きと仕事嫌い心筋梗塞で死ぬのはどっち?
A.「仕事嫌い」

いかがでしたか。「うーん」と唸っている方が多勢いることは容易に想像できます。何しろ私自身もこの本を読んで「うーん」と唸った一人でもあります。でも余りの「心配はご無用!」この本の最後にも書かれています。「今あるあなたの健康に感謝して日々を暮らすことが何よりも健康の近道である」と。ことぶき大学の開講式に出席して改めて思った。元気に生きがいをもって笑顔で暮らせる健康長寿を全う出来る町づくりに全力を傾けることを約束し、今月のひと言といたします。

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