町政情報
平成28年4月
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「第6次まちづくり総合計画」いよいよスタート!
三寒四温のこの時節。ゆっくりだが確実に暖かさを実感している今日この頃です。3月の町議会も終え、ホッと一息つき、この季節を楽しみたいのはやまやまだが、年度末、そしてすぐさま新年度を迎える今となってはそうもいかず、誠に残念です。
さて、今月号は、新年度、平成28年度にかける意気込みについて、その思いを綴ってみます。すでに1月の新年号の年頭の挨拶、そして4期目の就任挨拶を兼ねた2月号に私のまちづくりの思いを述べさせて頂いたところではありますが、改めて、平成28年度のスタートに当り、多くの町民の思いが詰った、「第6次まちづくり総合計画」について書かせて頂きたいと思います。
本計画については、すでに「まちづくり懇談会」で、そして「行政区懇談会」で説明をさせて頂きましたが、本計画の重要性を鑑み、再度説明すべくペンを執らせて頂くことにしました。
はじめに、本計画は、町で最も重要な計画、所謂「町の最上位計画」と位置づけられ、前期4年、後期4年の計8年間の期間で成り立っております。この計画に掲載された内容に則して、町民・行政・議会が一体となったまちづくりに必要な7つの分野、16の政策、34の施策、そして215にも及ぶ事務事業で構成された謂わば「まちづくりの手引書」であります。まずもって、本計画なくして町のあらゆる事業が前に進まないことをご理解願います。次に、本計画において、町の特徴でもあり、町の将来像を内外に知らしめるべく、新たな町のキャッチフレーズを「未来を拓く日本三大開拓地 さわやかな田園のまち・やぶき」と定めさせて頂きました。「未来」とは、子どもたちのそして矢吹町の輝く未来、「拓く」とは、復興に向けて開拓精神でまちづくりを行う強い意志。「日本三大開拓地」とは、矢吹町の歴然とした特徴、誇り。「さわやかな田園のまち」とは、第1次計画から続く普遍的な町の理念です。素晴らしいキャッチフレーズだとは思いませんか。記憶に留め置いて下さい。
そして、次に7つの分野ごとの事務事業については、主なる事業を掲載することにいたします。
まずは、1「人」…住む人みんなが健康で輝き、幸せを実感できるあたたかいまちをつくりますでは、
(1)日本三大開拓地交流事業〜開拓の町としての誇りを持った人材を育成します。
(2)総合型地域スポーツクラブの事業展開〜町民の健康志向に対応し、地域スポーツの拠点化を図ります。
(3)生活習慣病の予防強化〜「受診率目指せ53%以上!」
(4)定住・移住促進と婚活支援〜「合計特殊出生率2.1%必達!」人口減少に歯止めをかけます。
次に、2「支えあい」…豊かな自然環境の中でみんなが支えあい、助け合うまちをつくりますでは、
(1)「遺魂(いだま)し」運動の展開〜「減量化10%」全町的なゴミの削減などを推進します。
(2)健康寿命の向上〜男性の健康寿命が国・県の数値を下回っています。対策を講じてまいります。
(3)介護予防とサービスの充実
次に、3「子ども」…未来の矢吹を担う子どもたちを育てるため、子育てに適した環境を提供し、子どもたちが心豊かに学び成長するまちをつくりますでは、
(1)矢吹小学校大規模改修の完了〜残り3校も、計画的に順次整備します。
(2)子育て支援の充実〜主な支援策「第3子以降幼稚園・保育園無料化事業」「幼稚園保育園待機園児解消事業」「第2子以降出生祝金支給事業」「定期予防接種無料化事業」「子育て支援センター事業」「ファミリーサポートセンター事業」「幼稚園保育園預り事業」「未来くるやぶき事業」など。
(3)学力向上対策事業
次に、4「仕事」…全ての人がやりがいをもって働き、経済的に自立できるまちをつくりますでは、
(1)企業誘致の推進〜営林署の復興工業団地を含め、企業誘致を強力に推進します。
(2)強い農業づくりの推進〜本町の基幹産業は農業。農業者も元気。町独自の各種支援策を行います。
(3)森林再生事業〜森林を再生し、併せて放射性物質の低減を図ります。
次に、5「くらし」…みんなが安心し、誰もが暮らしやすさを実感できる安全で快適なまちをつくりますでは、
(1)幹線道路の整備〜いよいよ、復興道路町道石川道の整備にも着手します。
(2)桃源郷の里づくり〜大池公園などの特定エリアを「桃源郷」に指定。花咲くまちづくりを行います。
(3)公園整備計画の策定〜多くの町民が望む公園整備。都市公園や農村公園など公園の整備を進めます。
次に、6「計画実現のために」…計画実現のために、町民も行政も共に協力し行動する協働のまちづくりを進め、まちづくり総合計画に沿った行政運営を推進しますでは、
(1)協働のまちづくり事業〜「自助」「共助」「公助」の考えのもと、協働のまちづくりを進めます。
(2)矢吹PR事業〜日本三大開拓地のブランド化を推進するため、タウンセールを展開します。
(3)ふるさと思いやり基金事業〜矢吹の魅力をPR。寄附の拡大を図り、かつ財源確保を図ります。
最後に、7「復興」(三大プロジェクト)…矢吹に受け継がれる開拓精神で震災にも風評被害にもくじけず、乗り越える強い矢吹をつくりますでは、
(1)道の駅推進事業〜地域復興の拠点、シンボルとして道の駅を整備します。
(2)矢吹駅周辺地区都市再生整備計画事業〜複合施設の建設、大正ロマンの館の改修等に取り組みます。
(3)総合運動公園団地利活用事業〜様々な可能性を探り検討し、土地の有効活用を図ります。このように、平成28年度は、第6次まちづくり総合計画のスタートの年として、計画に位置づけた三大重点プロジェクト及び事務事業を確実に推進してまいります。
矢吹町は大きな可能性を秘めた魅力溢れる町です。その魅力溢れる町を形作っていくのは、まぎれもなく町民一人ひとりの情熱と行動です。町民の協働の力を信じ、第6次まちづくり総合計画が所期の目的を達成できることを切に願いながら、年度初めの私のひと言といたします。
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