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町長談話 令和4年1月号

年頭のご挨拶

蛭田町長

 

  

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 町民の皆様にはコロナ禍も漸く落ち着き(この原稿執筆中の12月半ばの矢吹町)、久しぶりの再会等、笑顔の新年をお過ごしのことと思います。
 新年の干支は寅(とら)年。その前の子(ね)年と丑(うし)年が各々、種蒔く年、積極的な活動を堪えて準備し、蒔いた種を守る年だとされるのに対し、寅年はその種まきや忍耐が花開く、飛躍の年と言われています。「寅(虎)は千里を駆ける」「虎は死んでも(有益で高い価値の)皮を残す」との諺どおりです。

 

 コロナ禍が発生して2年弱、最初は正体不明で恐れるのみだった新型コロナへの対処策が見えてきた1年目は子年。2年目丑年の去年はワクチン接種こそ唯一の切り札と考え、大車輪で接種を進めました。幸い接種が進んだ秋には感染拡大や病床逼迫が落ち着き始め、現在、本町の2回接種は対象町民の9割に達し、感染0や落ち着いた状態が本町も県、日本も続いております。ワクチン接種等コロナ対策にご理解とご協力を頂いた町民の皆様に心から感謝いたします。

 

 今こそ、これまでの経験知を活かし、感染に気をつけながら、地域・経済・文化活動を再開・徐々に活発化する時であり、そして町の経済、地域活動、文化等、コロナ禍で傷んだところへの支援等、何ができるか。感染が0となっても地域の活動や経済・文化の灯が消えては元も子もありません。

 昨年より「矢吹町くらし応援商品券」「新型コロナウイルス感染症対策事業継続支援給付金」「矢吹町店舗応援キャンペーン」を実施し、そして12月24日に子育て世帯へ当初の現金5万円給付予定から、直近の岸田首相発言を受けて、残り5万円のクーポンや来年給付ではなく、全国に先駆けて現金一括給付としたのもそのためです。(白河市長、西白河郡の3村長が賛同してくれました)
 これまでの経験知を活かし、感染に気をつけながら、地域・経済・文化活動を盛り上げましょう。いよいよ、気をつけながら活動し、人と地域との絆を「ウイズコロナ」(コロナと共存しつつ)の新しいやり方で鍛え直す時です。

 

 また、コロナ禍の中で、生活様式の見直しや働き方の変化が求められたことに伴い、地方へのテレワークや移住等、首都圏や関西圏の企業本社や事務所の地方分散に目を向ける機会ともなりました。
 新年は寅年にふさわしく、矢吹町も「ウイズ コロナ」「アフターコロナ」社会の変化を地方が発展する、若い子育て世代等にも積極的に選ばれる大きなチャンスと捉え、新たな一歩を踏み出すときです。
 
 この社会の変革を踏まえ、当町においてもデジタル技術やデータを効果的に活用する新構想の一つが「デジタル田園タウン」です。
「行政DX※」により行政サービスの向上を図り、また「地域DX」による町民を誰一人取り残さない「選ばれるまちづくり」を推進してまいります。
 また、デジタル技術は、少子高齢化・人口減少などの課題に際し、これを有効活用することにより、あらゆる場面で持続可能な矢吹町の将来の可能性を拡げる有効な手段であります。

 そこで令和4年度は、農業政策、企業誘致、高齢者支援、移住促進、子育て支援、防災・減災などの課題解決に向けて「デジタル田園タウン構想」を将来構想の中心に位置づけ、町民の皆様がその恩恵を実感できるよう具体策に着手してまいります。

 今後も「ウイズコロナ」「アフターコロナ」社会をしっかりと見据え、「気をつけながら」地域・経済及び文化活動を積極的に進めるために、まずは、3回目のワクチン接種準備を第一に進め、町民の皆様の「いのちと暮らし」を守る町政運営に全力で取り組んでまいります。


 この一年が、皆様にとりまして素晴らしい年になりますよう、心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。


 ※DX(デジタルトランスフォーメーション)・・・情報技術を用いた産業構造の転換により、人々の生活体験をあらゆる面で良い方向に変化させること。

 

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