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町長談話 令和4年6月号

町長談話 

蛭田町長

 

 

基本的な感染対策を行いながら、withコロナで活動しましょう

 生命力が漲(みなぎ)る季節だ。自転車通勤すると、この季節特有の風と匂いが来る。
 軽トラが縦横に駆け、挨拶を交わすと一面に水を張った水田がキラキラと煌めく。
 頼りなげな幼い早苗もグングン成長し、水田を鮮やかな緑が日々覆っていく。
(今年も3.16地震を乗り越え、今、順調に羽鳥等の水が来つつある。関係者に感謝。)

 

 さて本題。先日この早苗のように、子供達がグングン成長する頼もしい様を目にした。
 5月7日に3年ぶり開催した中畑清旗争奪ソフトボール大会だ。
 コロナ禍の大波により、この2年間は開催準備して延期、中止の連続。

 選手、ご家族の皆様も、事務局、関係者も私も辛かった。特に中止に直面した5,6年生は一度も大会でプレーできなかった。今回こそはと、感染対策を十分に行い、コロナ前の110チームを40チームに縮小し、開会式や移動等に諸対策を講じて、開催を実現した。
 3ブロックで各々優勝を争い、1つは矢吹のシニア組(6年生中心)とジュニア組(5年生以下)の決勝となった。  ジュニアの初戦では、お母さん達は「うちの子は試合経験が少ないので大丈夫かしら」と心配顔。しかし、ジュニア組は試合毎に動きが良くなり成長が顕著。決勝は3対1で敗れたが、シニア組を一時リードするまでになった。 

 子供達の一年は大人達とは違う。恩師や先輩の何気ない一言や試合での好プレー、好記録等の経験が魔法のように子供達の覚醒と成長を促す。(この大会を広く周知するため、YouTubeに開会式の模様等をUP。「第39回中畑清旗争奪ソフトボール大会開会式」で検索し、動画を観てほしい。44分頃から中畑さん、ゲストの東京五輪女子ソフトボール金メダリスト峰幸代選手の打撃、おまけで、中畑さん突如指名で打席に立った不肖私の打撃が映ります。本部長中畑さんの挨拶はいい味出されて面白く子供達の励みになります。)


 「男子(女子)三日会わざれば刮目してみよ」(三国志演義)という。
 人間は契機と努力で変わる、大きく成長できるとのことだが、ある校長先生が卒業生に同趣旨の言葉と、生徒の可能性を常に信ずるのが教育者とも述べている。
今年のコロナとの戦いは、子供達の成長機会、経験を守るよう全力で工夫することだ。

 今や、町も町民の皆様も、感染防止等の戦い方は相当わかった。ワクチンも普及し、経口治療薬も注意は必要(特に妊婦さん)だが実用化近い。リスクの高い中高年層は殆ど3回目完了し、この層は感染と重症化リスクも急減。若年、子供世代が接種進まないことだけが懸念材料とも言える(町はいつでも接種できるよう準備して待ってます)。
 今、感染者は大きく変化。50代以上は急減、この半年の矢吹町の感染者は40代以下に集中、特にこの数カ月は、小中学校等(幼稚園、保育園含む)に集中。主な感染ルートは飲食店でなく、以下のルートに集中している。


 ❶近隣市の経済・通学圏で家族が感染⇒❷家庭内感染⇒❸子供達がワクチン接種率の低い小中学校等の集団生活(学級や放課後クラブ活動)で感染拡大⇒➍子供が家庭にコロナ持ち帰り⇒❺子供達は家庭内療養メイン、家庭内感染拡大⇒➏会社や学校等へ持込...


 今、この感染無限ループと戦っている。子供達のワクチン接種率が低い等もあり、このループは容易に切れない。現在も、学校等に入った感染者への適切な初動を誤ると、多数感染、即クラスター化のリスクに常に脅かされている。
 しかし、このループ以外の部分はかなりリスク制御できており、重症化や医療ひっ迫リスクもワクチン等の普及から相当制御できつつあるのではないか。
 今年度は、これらの限定化しつつあるリスクに向き合い、対処しながら、「withコロナ」で様々な活動を行おう。そもそも「ゼロリスク」で生きる術はこの世には無い。


 様々な地域社会・経済・文化を動かす組織と活動の再始動と活性化を工夫して試みよう。
次回は「矢吹町を「デジタル田園タウン」(DX含む)化すると(1)何ができて、(2)どんな街になるの?」について、具体的な事例等交えてお話しようと思います。 
                               

       

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