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町政情報

平成28年9月

「矢吹の素敵な夏に乾杯!」

 

 朝まだきに、裏木戸を開けて、田んぼ道に出る。人気はなく愛犬「ハナ」とともに乾いた道を歩く。まだ夜が明けきらず、東の空がかすかに明るくなりはじめている。草の葉は霧に濡れ、日中の猛暑が嘘みたいに冷気を帯びた空気は清々しい。早朝のしかも夜明けの時間帯の散歩もまたよしである。
 それにしても、今年の夏も暑い。お盆も過ぎて、新涼の時期を迎えたこの頃であるが、あらためて、今年の暑い熱い矢吹の夏を振り返ってみたい。
○テレビでは連日、夏の高校野球の熱戦を伝えている。それにしても、返す返すも残念だった。勝利を信じて応援した福島県予選の決勝戦。魔の8回裏。野球の神様は光南ではなく聖光に微笑んだ。敗れた瞬間、球場に足を運んだ人、テレビの前の光南ファン、何千、何万人の落胆の声が洩れたが、すぐに光南球児の健闘を讃える拍手と歓声に変わった。来年こそ、若き朱雀が羽ばたくことを期待したい。
○例年、夕立ちに悩まされる「真夏の夜の鼓動」が、昨年に引き続き好天に恵まれた7月30日(土)、大池公園で開催された。猛暑の中、準備に、運営に当たられた実行委員会の皆様、ボランティアの皆様、そして多くの来場者の皆様に感謝したい。「花火が終わるまで人出が絶えず、過去最高の賑わいでした。」と次の日の職員の報告。大成功裡に終えることが出来た。
○姉妹都市三鷹市とのバレーボール交流会と子ども交流会がこの程、矢吹の地を舞台に開催された。まず、バレーボール交流会は7月30日、31日の二日間開催された。猛暑の矢中体育館で初日12試合、二日目10試合を行った。初日は真夏の夜の鼓動と重なり、試合後、お茶を、太鼓を楽しんだ一行。その後、場所を移し、夜の本格交流に臨んだ。歌あり、ゲームありで、更なる両市町の友情の絆を深更まで深めた。両市町のウーマンパワーに圧倒され続けたのは言うまでもない。
 次に、子ども交流会。今年は、矢吹の大池キャンプ場が舞台だ。三鷹市からジュニア・シニアリーダーを始め、65名、矢吹からは39名、総勢104名が参加。両市町の未来を拓く若きフロンティアが、8月10日に、開拓のまち・やぶきに集った。未知の土地で自ら考え、自ら進んで行動する。しかも力を合わせて、そして、友情を確かめ合う。いつだったか、三鷹市を訪れた際、三鷹の青年が私に近づき話しをしてくれた。「町長さん、私も子どもの頃矢吹を訪れたことがあります。楽しかった思い出が懐かしく思い出されます。機会があったら、また、矢吹の地を訪れたいです。」と。この子ども交流会の開催意義が、この一人の青年の言葉に集約されているような気がした。
○この夏、一番の暑さを記録した8月6日、7日、5年振りに名誉大会長である中畑清氏を迎えて、第33回中畑清旗争奪ソフトボール大会が、スポーツ少年団96チーム、中学女子10チーム、計106チームの参加のもと、盛大に開催された。気温も、今夏最高37℃を記録したが、何よりも熱血中畑清氏本人が顔を見せたことで、開会式が行われた、矢吹球場は一気にボルテージが上がり、暑く熱く盛り上がった大会となった。当日は、名誉町民中畑清氏の名を碑に刻し、その名誉を永遠に讃えるため、「矢吹町名誉町民第一号 中畑清氏記念碑」の除幕式も盛大に挙行された。中畑氏の謝辞の中で、「ふるさとを愛し、子ども愛し、これからもふるさと矢吹町のため、出来得る限りの支援を続けていきたい。」との言葉は、有難くもあり嬉しく思った。
○中畑清旗争奪ソフトボール大会初日と同日、第16回矢吹夏まつりが、まさしく炎天下の中で開催された。暑さは半端ではなかった。オープニングセレモニーでは、一瞬意識が朦朧となるほどだった。そんな暑さの中、矢吹の暑い夏をさらに熱く盛り上げて頂いた実行委員の皆々様始め、関係者の皆々様に最敬礼。矢吹には矢吹を愛し、熱中する、「矢吹熱中人」がこんなに多くいてくれることに「大感謝!」。勿論、矢吹を愛する町民が涼を、心地良い酔いを求め、そして矢吹音頭に合わせ、「踊り流し」に汗を流した人が大勢いたことも書き加えなければならない。
○先祖の供養と、秋の豊作、そして今を生きる私たちの無病息災、安寧を願って催される盆踊り。今年も8月13日〜15日までのお盆の3日間に亘り、町内4地区で催された。「三城目元気フェス」が、「二区盆踊り」が、「神田納涼祭、第2回三神夏まつり」が、「五区盆踊り」が今年も開催された。どの地区も趣向を凝らし、大勢の人たちが、それぞれの盆踊りを夜遅くまで楽しんだ。かつてはどの地区でも催されていた盆踊り。ここ十数年の間に、数多くの盆踊りの灯りが消えた。再開を期待したいが、それぞれの地区の事情も斟酌しなければならないのも事実だ。
○そして、矢吹の最後の夏を飾るのは「矢吹町商工会青年部まつり」だ。真夏の矢吹を惜しむかのように、8月28日(日)に開催される予定だ。商工会青年部員の心意気が沢山詰った催しになると伺った。この誌面が届く頃、きっと、大盛況裡に幕を閉じているだろう。
○結びに、世界最大のスポーツイベント「リオ・オリンピック」が佳境を迎えている。日本選手の活躍が目覚ましい。昨夜、銅メダルを獲得した軈愛ちゃん軋の嬉し涙に感動した。残り5日間。日本選手の更なる活躍を期待したい。今夜もTVから目が離せない。まだまだ暑い日が続きます。ご自愛の上お過ごし頂くことを願いながら、今月の一言とします。

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