矢吹町ホームページ

FOLLOW ME ON
  • 矢吹町 Instagram
  • 矢吹町 Facebook
  • 矢吹町 YouTube
  • 矢吹町 LINE
Language
メニューボタン
  • English
  • 简体中文
  • 繁體中文
  • français
  • 한국어
  • Portugues
  • Español
  • ไทย
閉じる
Search by Keywordキーワードから探す
検索ヘルプ
Frequently Searched Keywordよく検索される言葉
  • 防災情報
  • 休日当番医
  • よくある質問
メニュー閉じる
  • くらし・手続き
  • 子育て・健康・福祉
  • 学び・文化・スポーツ
  • 産業・雇用・観光
  • まちづくり
  • 町政情報
  1. ホーム
  2. 町政情報
  3. 町長の部屋
  4. ひと言
  5. 平成29年
  6. 平成29年3月

町政情報

  • 平成29年12月
  • 平成29年11月
  • 平成29年10月
  • 平成29年9月
  • 平成29年8月
  • 平成29年7月
  • 平成29年6月
  • 平成29年5月
  • 平成29年4月
  • 平成29年3月
  • 平成29年2月

平成29年3月

新年度を迎えるに当り

 去年(こぞ)今年(ことし)、正月の余韻に浸る間もなく、気付けば2月も残り僅かとなった。月日が経つのは、「三日(みっか)見(み)ぬ間の桜」ではないが、本当に早い。日一日と過ぎゆく時を感じながら、こんな時、いつも決って脳裏に浮ぶのはこの文章だ。「月日は百代(はくたい)の過(か)客(かく)にして、行かふ年も又旅人なり・・・」を。あらためて解釈を加えるまでもないが、敢えて書かせて頂くと、「月日というのは、永遠に旅を続ける旅人のようなものであり、来ては去り、去っては来る年も、また同じような旅人である。」と。過ぎ去った去年も、迎えた新年も、古来から時を旅する旅人の心境を綴った、俳人松尾芭蕉の「奥の細道」の書き出しに通ずるからであろうか。

時は過ぎ、間もなく迎える新年度。この時期、いつもの年同様に、期待と不安が心の中を占める。「さあ、また新しく始まる。心を引き締めて今年度も『大死(だいし)一番(いちばん)』、全力で頑張るぞ」と。今月号は、新年度を翌月に控えて、今の私の心境を普段目にしない様々な熟語、諺等を列挙しながら書き進めてみたい。 

 まずは、自分への戒めとして、「禍福(かふく)は糾(あざな)える縄(なわ)の如(ごと)し」。いいことがあっても浮かれ過ぎず、悪いことがあってもくじけることなく、落ち込まずに「不動心」で事に臨みたい。

それには、まず、自分自身が「夜郎(や ろ う)自大(じだい)」、自分の力を過信せず、自分一人の力がいかにチッポケであるかを自覚し、事がうまく運んでも、自慢することはもってのほかである

ことを心に刻みたい。「二進(に っ ち)も三(さ っ ち)進も」いかない状況に陥ることもあるだろう。ただ、そのような時でも「大童(おおわらわ)」することなく「泥縄式(どろなわしき)」に陥らないよう対処したい。

 一方、今年の町づくりの考え方については次のように進めたいし、また、私の決意も述べたい。私たちが目指す町づくりは、一朝一夕に為せるものではない。まず、今こうして私たちが幸せを謳歌しながら暮らしていけるのは、先人のたゆまぬ努力のお陰でもあることを忘れてはならない。従って、今を生きる私たちが、まず考えなければいけないことは、事を為すに当っては、次の世代の最大幸福を願い、そして叶えることにある。

 そう、この言葉だ。「前人(ぜんじん)樹(き)を植えて後人(こうじん)涼(りょう)を得(う)」の思いの中で、日々精進したい。焦らず、じっくりと、しかも、確実にだ。「急せいては事を仕損(しそん)じる」は自明の理。この際、「百(む か )

足(で) に草履(ぞうり) を履(はか)す」のような辛抱強い覚悟も当然必要になってくるし、また、こうも考える。功を焦る余り、「虻(あぶ)蜂(はち)取とらず」になることは何としても避けねばならず、「木(き)に緑(よ)りて魚(うお)を求(もと)む」ことになってもいけない。事を為すに当っては、焦ってはいけない。「成功に近道なし」「成功とは、積み重ねのある成果である」ことは明々白々。勿論、「乳母(おんば)日傘(ひがさ) 」「長幼之序(ちょうようのじょ)」を忘れずに、さらに「親(町民)の意見となすびの花は千に一つも無駄がない」を肝に銘じ、今進めている「催合(もやい)」の心の輪を広げたい。

 平成29年度は復興期間の最終年度。復興は、確実にその歩みを強めていると確信する。復興を成し遂げ、「発展期」を見据えた町づくりの正念場、それが平成29年度。現在、懸案事項一つゝに明かりが灯ってきたことも実感している。「稼ぐに追いつく貧乏なし」だ。時には、「側杖を食う」こともあるだろう。しかし「酢の蒟蒻の」と言っている場合ではない。「催合」の精神で町民こぞって事に当れば、「正直の頭に神宿る」にある通り、当町の新年度は、必ずや「有卦に入る」であろうと確信するし、そう願っている。町民こぞって、新年度も「万里一空」を求めていきたい。

 「時分柄」、まだまだ寒い日が続く。夜も明けようとしている。窓から見える「暁月夜」が美しい。そして「草目萌動」頃を迎えた。春はもう少しだ。

 書き終えて、また思う。日本語の魅力についてだ。私たちは、日本人。日本の「ことば」という文化を次の世代に託すことも私たちの役割。日本の美しく、ちょっぴり難解な「ことば」にあらためて感動しながら、今月の私のひと言とする。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは矢吹町です。

アンケート

矢吹町ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。

Q.このページはお役に立ちましたか?
矢吹町役場
  • 役場案内
  • 各課紹介
住所 /
〒969-0296 福島県西白河郡矢吹町一本木101
電話番号 /
0248-42-2111
開庁時間 /
8時30分から17時15分(※土・日・祝日を除く)
  • Instagram
  • Facebook
  • Youtube
  • LINE
  • コンビニプリントサービス
  • サイトマップ
  • 個人情報保護方針
  • お問い合わせ

© Town of Yabuki.