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町長談話 令和3年5月号

町長談話 

蛭田町長

 

 

 友人の遺言と開拓者精神或いは羽鳥の恵みについて

 

 この週末の土日で、田植えが始まる前の地域の用水路の状況等を見て回った。その際に近くのソーラー設置の大工事現場も見てまわったが、山容が一変するほど木々が伐採され、山肌等が大きくえぐり取られており、山の保水能力、防風、気温等に与える影響が相当のものになるのではと懸念された。集中豪雨や強風が大きな災害につながるリスクへの対策について考える、あるいは町の条例制定等により、災害リスクを勘案した秩序だった開発のコントロールの必要性を痛感した。(それについては別の機会に述べたい。)

 今回は、矢吹町のキャッチフレーズ「さわやかな田園のまち・やぶき」について述べたい。

 このキャッチフレーズは好印象だが、今や多くの課題を抱える。このまま座視すれば、「さわやかな田園のまち・やぶき」は無残な草茫々の雑木生い茂る「ジャングルのまち・やぶき」にもなりかねない。開拓以前の荒れ地に逆行する懸念があるのだ。

 水田農業は、長大な用水路等壮大なインフラと集落の共同作業を前提に成り立つ。
 矢吹町の美しい水田風景は、羽鳥疎水の水の恵みを用水路により矢吹まで引くことで、荒涼たる荒れ地から先人達が苦労を重ねて作り上げた血と汗と涙の賜(たまもの)である。人が水田の作付けや用水等の手入れを怠れば、すぐに開拓前の草と樹木茫々のジャングルと化す。
 しかし、今その水田を支える2つの要素、即ち水田を潤す羽鳥の水の恵みと水田耕作の担い手に黄から赤信号が点り始めている。
 (1)後継者不足    農業就業人口の推移を見ると、全国でも矢吹町でも、私が就職した頃の農業従事者(1980年代当時40代)の塊(かたまり)がそのまま、農業や地域を支えて年を重ね、その後は若い層の新規参入はなかなか農業に来なかった。そしてその塊がいよいよ75才~80才のリタイアラインを越えてきたのだ。それらが、各地区(共同体)の様々な機能をもじわじわと浸食してしまった大きな要因と思われる。
 (2)羽鳥疎水の水不足、またパイプライン、用水路の傷み・劣化(水漏れ等)により矢吹(特に三神地区等)まで十分に届かない。この本格修復には莫大な費用を要する。誰が負担するのか。
 そう、後継者不足、耕作放棄等、稲作については衰退の一途をたどっているように感じられる中、矢吹の水田農業は、施設の老朽化、水不足、耕作放棄等の問題がますます深刻化している。
 この困難な課題に取り組んだのが、私の地元の同級生で、去年の3月に急逝した友人だ。彼は、誰もが尻込みする、これら問題を抜本的に解決していくためには、❶地区水路を更新し、取水の円滑化を図ること ❷農地の区画整備により農作業の効率化を図り、後継者の育成、確保をしていくことが必要であり、基盤整備による圃場整備がその解決の糸口になるのではないかとの見解を語り、「圃場整備事業の難しさは充分わかっているが、自分の住む地区の農業を守り、矢吹町の農業の維持にも貢献するため、少しでも動かしていきたい。」と語っていた。
 これが遺言となってしまったが、彼の遺志は、地区農業の課題を解決していくために核心を突くものであり、町、土地改良区、地区でこれを受け継いでいくべきものではと考える。
「諦めたくねえんだよな、俺。」難しい問題に直面し、土地改良区等と話をするとき、彼がよく口にした言葉であるが、誰よりも実践の人、地区と水系全体のことを考える人である彼の言葉に、土地改良区職員等は多くの勇気をもらってきた。彼は灌漑期は幹線用水路の調節を行いながら、地域の施設を点検・修繕し、秋、冬には寒風吹きすさぶ中も自ら重機を出し、資材を調達し、施設の修繕から水路の設置まで行う等、惜しみない地域貢献をボランティアで果たしていた。その姿を忘れない。地域の人々も改良区の職員も第3水系の人々も・・・決して忘れない。

 

 厳しい環境の矢吹町の水田農業において、「諦めない」開拓者精神に背中を押してもらい、彼の遺志を継いで関係者とともに一歩でも前に歩を進めて行きたい。

 

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