令和元年6月号

知事「FUKUSHIMAの未来」を語る  

 先日、内外情勢調査会福島支部の懇談会が開催された。この会は、国内外の諸問題についての講演会や資料の提供により、会員の知識の向上と理解の推進を図ることを目的に設立され、全国各地の企業経営者や官公庁の代表者等で構成されている。この講演会は、全国各地の会員で構成する152の支部懇談会と、すべての会員を対象とする全国懇談会があり、それぞれ年間10回開催。講演会にいたっては、年間1,500回の開催を数える。講師には、政治家、経済団体の首脳、国内自治体の首長ほか、様々な分野の専門家を招いて開催されている。
 今回の講演会は、同会福島支部長でもある内堀雅雄福島県知事自らの講演会で、一昨年7月の講演以来の登壇となり、「FUKUSHIMAの未来」と題し講演した。福島の復興の現状や課題、また、福島の創生に向けた取り組みや課題について力強く話された。
 今月は、知事の講演の内容について、是非、町民の皆様にも知って頂きたく書き進めてみる。
 まず冒頭、令和元年、新しい時代を迎えたが、知事の思いとしては、平成から令和になっても変らず、引き継いでいくこと。福島の課題解決の為、全身全霊で取り組みを強化されていく決意を語った。その中で特に2つの重要課題を挙げている。
◎複合災害からの脱却~ 地震・津波・原発事故・風評被害 + 風化
◎地方創生の取り組み強化
 <県の人口減少対策へのテコ入れ>
 ~急激な人口減少 2004年3月:211万人→2018年3月:187万人 推定を上回るスピードで減少。(原発事故による避難者~特異な環境もあるが)
福島の復興~ 一定の落着きは見られるものの、福島の“有事”は継続していると語気を強める知事。この“有事”にあって、どう対応していくのか知事は、
 1.知事(県庁)の力
 2.地域(市町村等)の力
 3.県民の力
を挙げ、次のように説明した。
 まずは、1.「知事の力」~ 知事とは「事を知る」ことと前置きし、
 1.「聞く力」~ 多くの声を聞き、県政をに反映するため、多くの人と話しをする。
例えば、(1)県庁訪問客 4年半で1,400件の面会 (2)59市町村長との面談 年1回 59回 ~2015から4年間 全て訪問236回 (3)福島県第一原発視察 5回 (4)チャレンジ福島訪問~ 県民と直接話し合い、頑張っているお店・団体等4年半で40ヶ所以上。
 次に、2.「伝える力」~ (1)世界に向けて正しい情報を発信(フォーリンプレスセンター、日本外国記者クラブ、世界とのキズナ強化事業、世界の日本大使との交流会等多数開催)
(2)風評払拭活動 
 国内~ 大都市を中心にトップセールス。市場・スーパーに出向き安全性を、また、6年連続日本一の「福島の酒」のPRを兼ねてセールス。
 外国~ 諸外国へのトップセールス。アメリカ3回、イギリス・スイス・マレーシア・各2回、ドイツ・フランス・イタリア・ブラジル・ペルー・ベトナム・タイ・香港各1回。
 3.「挑戦」~ 福島県総合計画の重点プロジェクトを事例として挙げ、なかでも、
(1)原発避難地域の復興再生
●きめ細かな環境整備 生活環境、とりわけ、中・高の学校再開による教育環境の整備
●大胆なイノベーション・コースト構想の展開
(2)情報発信の強化 
●アニメーション動画による福島の情報発信~ 国内外で大きな反響。
 特に「6秒動画」25本は傑作。私も講演会当日見ましたが、皆さんにも是非視聴頂きたい。
(3)県農産物海外輸出~ 
順調に出展~2017年3月11日を捉え過去最高の輸出量、2018年更に伸びる。
(4)インバウンド~ 外国向けに情報発信。 
喜多方ラーメン、大内宿のネギそば、会津のスキー場等を、動画:ユーチューブを介して。
~外国人旅行客数 2017年:9.6万人→2018年:12万人
2018/2010比 137.9%→今後、200%、300%を目指す。
(5)パッケージの強化
手にとって買って貰う~ 第一印象が大事→パッケージが大事。
「ふくしまベストデザインコンペティション」において、部門別最高賞を受賞したのは、「元祖ラヂウム玉子」:パッケージデザイン部門、「会津起き上がり最中」:キャッチコピー・ネーミング部門、「ふくしまのいろ色鉛筆」:企画アイデア部門。グランプリには、「だるみくじ(白河だるまのガチャポン)」を紹介した。
 次に、2.地域(市町村等)の力~ 逆境に挑戦。
 イノベーション=革新・リノベーション=改造・コラボレーション=共働
1.猪苗代「ゲレンデ逆走マラソン」
 イノベーション~ 2014年からすでに49回開催。コラボレーション~ 県内6つのスキー場でコラボ開催。
2.肉ゴロっとおにぎり(伊達鶏)
 「お弁当・お総菜大賞2019」おにぎり部門で最優秀賞に選ばれた。
1日1,000個販売~まちの駅やながわ→進化中 ハンバーグおにぎり、肉ゴロゴロ丼商品化。
 最後に、3.県民の力~ 187万県民の力を結集
~身近なチャレンジを~
1.被災地の訪問~ 「行ってみよう」、「食べてみよう」 川内村、飯館村、川俣町、葛尾村等へ
2.ふるさと自慢~ 「よかったら来てよ」 お米・お酒・果物・温泉等々、友人・知人に声をかけよう
3.健康づくり~ 健康にいいことを
<健康寿命の3本柱>
(1)食~ 毎日体重計にのる。 
(2)運動~ 立ってみる=立ち仕事・歩く。 
(3)社会参加~ あいさつをする。
 今後、県全体に広める。
 これは、1人ひとりが必ずできることです。
 そして知事は、「今後も長い戦いになる。福島のプライドを持ち、チャレンジし、「FUKUSHIMAの未来」づくりのために、全身全霊取り組む」と決意を述べ、講演を終えた。
 因みに、最後の質疑応答でこんなやりとりが聴衆者とあった。
 「知事は毎日が激務。息抜きというか、ストレス解消のためにどんなことをしていますか。」との問に、「県民の激励が何より。また、音楽が大好きで特にハードロック、とりわけ『KISS(キッス)』の大ファン。ロックを聴きながら心と体を癒しています。」との答。
 知事におかれては、今後も健康には充分留意されて、日々お過ごし頂くことを祈念し、今月の私のひと言とする。
 
 

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