平成21年1月

「新年を迎えて」

新年あけましておめでとうございます。

 町民の皆様には、希望に満ちた新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

旧年中は、町政のさまざまな分野において、町民の皆さま方のあたたかいご理解とご協力をいただきましたことに感謝申し上げます。ここに新年を迎え、矢吹町の一層の躍進を期してまいりたいと心を新たにいたしております。

さて、昨年を振り返りますと、町民の皆さんの輝き、特にスポーツ、文化活動等で「光り輝く人びと」の活躍に沸いた、素晴らしい一年となりました。

スポーツ面では、何といっても、8月の「北京オリンピック」において、陸上女子400メートル競技に日本人選手として44年ぶりに出場し、町民に夢と感動を与えてくれた「丹野麻美選手」の活躍。そして、11月の「ふくしま駅伝」において、3年ぶり2回目となる町の部で完全優勝を成し遂げ、町民の皆さんに興奮と感動を与えていただくと共に、「駅伝 矢吹」の名を県内に轟かせてくれた「ふくしま駅伝矢吹チーム」。さらには、「矢吹中学校女子駅伝チーム」の4年連続の県大会優勝、東北大会、全国大会での大健闘。

文化面では、特に子ども達が目覚しい活躍をしました。善郷小器楽クラブの東北大会、全国大会への出場。県統計グラフコンクールでは、当町の小学生が知事賞を始め、多数入選を果たし、さらには、同全国大会で善郷小の清野さんが総務大臣特別賞を受賞するなど、これら数多くの「光り輝く人びと」の活躍が、町の大きな喜びとなっています。皆さんの大きな努力と、指導者、関係者の皆様の心からのご尽力に感謝申し上げます。

また、「産業祭」や「あゆり祭」などの各種行事は、町民の皆さまをはじめ、たくさんの方々にご協力をいただき、大盛況となりました。110チームが熱戦を繰り広げた「中畑清旗争奪ソフトボール大会」や「やぶき夏祭り」等、夏の風物詩として町民の皆様に浸透、定着していることを大変嬉しく思います。

このように町の各種行事や様々な取り組みが、多くのボランティアの皆様の協力と町を愛するさまざまな人達の「支えあい」により実施されていること、「支えあい」によるまちづくりが、着々と進みつつあることを強く実感いたしております。

 一方、町は現在、非常に厳しい財政状況にあります。米国の金融危機に伴う世界経済の混乱は、今後の日本経済へも甚大な悪影響を与えることが予想されます。都市と地方の格差拡大、更なる雇用情勢の悪化等、日本経済の減速傾向は、地方の自治体経営にも多大な影響を与えつつあります。

当町においても、地域経済の停滞に伴う税収の減少、雇用問題、そして地方交付税の削減等、依然として不安定な、厳しい状況が続くことが予想されます。

現在、町は、平成19年度に「財政再建3ヵ年計画」を策定し、財政の健全化に向けて職員が一丸となって取り組んでおります。この大きな課題を、町民の皆さま方と共に、勇気と情熱を持って克服しながら、「あしたの矢吹町」に夢と希望の持てる、「支えあい」を基本としたまちづくり、「さわやかな田園のまち・やぶき」の実現に向けて、全力を尽くす決意でございますので、住民の皆様のより一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

最後に、町民の皆様のますますのご健勝とご多幸を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

矢吹町長 野崎 吉郎

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