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町長談話 令和3年2月号

町長談話  

蛭田町長

 

 町長就任後1年、コロナ禍への対応に追われた1年。この原稿は、2度めの緊急事態宣言が1都3県から11都府県に拡がり、福島県の感染も急増、ステージ悪化、病床逼迫しつつある状況で書いています。

 

 本町におきましてもPCR検査を受診する方もおり、その結果に毎日心配しています。矢吹町では、第1〜4例目の際に感染が広がらなかったのは町民の皆様の感染対策へのご理解とご協力のおかげと感謝しております。(私としては、現場主義を掲げながら皆様にお会いできないことや現場に行けないこと、町の日々のコロナ対応等も個人情報保護の観点から限られた情報しか公開できないことなどに常に悩んでいます。)

 

 昨年は感染防止対策の他、町独自の給付金やくらし応援商品県など様々な対策を打ち出し、町の商店、飲食店そして家計を応援し、コロナ禍の第2波がやや収束しかけた11月頃にはようやく町中も元気を回復するのではと期待しました。しかしその矢先の全国的な第3波の大波到来、首都圏を中心にコロナが全国に急拡大し、年末年始の各種行事、忘年会、新年会、成人式等を軒並み延期・中止といたしました。世界的、全国的な問題とはいえ、年末年始に期待した飲食店をはじめ、町民の皆様の落胆いかばかりか、政府も対応に苦しむ「経済のアクセルとブレーキのジレンマ」の克服が必要です。

 今、感染の急拡大と変異株の脅威も迫り、経済と様々な活動も再度冷え込む中、「経済のアクセルとブレーキのジレンマ」に打ち勝ち、即ち地域の経済と活動の盛り上げ、感染の制圧を両立させるために重要となるのが、ワクチン接種です。

 このワクチンへの期待は大ですが、矢吹町民1万7千人余(うち5千人は高齢者の方々)の皆さんへの2度のワクチン接種は現場の自治体には大変負担の大きいものです。ワクチン接種の具体的内容等はまだ示されず、安全安心な接種のオペレーション実現には相当知恵を絞らなくてなりません。

 しかし、皆様のご理解とご協力を頂き、医療関係者の皆様も含め「オール矢吹」でしっかりした準備と体制づくり、情報公開・共有を行い、町民の皆様の不安や疑問に応えて、円滑、安全にワクチン接種を完遂できれば、このコロナ禍との戦いを乗り越えること、そして元の生活や経済・文化活動等の回復に向けて大きく前進できると考えております。

 コロナ禍の個々人の生命への脅威(医療逼迫も囁かれる中、得に高齢者と基礎疾患を持つ方々)、更に社会・経済と個々人の生活を脅かす甚大なマイナスを考えれば、十分な説明とリスク対策を準備した上で、町民の皆様が安心して不安を取り除き接種を進めるべきではないかと考えます。

 これについては、例えば、コロナ禍が深刻な英国では、ジョンソン首相がワクチン接種については「コロナの感染爆発、医療崩壊と時間との戦い」と国民に危機を訴えておりますが、英国民の行く末を案じる高齢のエリザベス女王が夫君エディンバラ公とともにこれに応え、いち早く接種を受けられました。これはワクチン接種の重要性を身をもって示されたもので、そのお覚悟に深く艦名を受けました。

 

 困難な状況にある今こそ、ともに乗り越えていきましょう。

 

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