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町長談話 令和3年7月号

町長談話 

蛭田町長

 

 デジタルの時代(地方の時代)を担う子供達に向けて

 

 生命力が横溢する季節です。華奢で頼りなげだった早苗も、今や葉も茎も逞しく根を張って、緑がキラキラの水面を覆い隠す程です。福島県沖地震の影響から5月14日に通水された際は、羽鳥疎水からの長大な水路の破損が心配されましたが、今や矢吹町はもとより長駆、須賀川、鏡石までその恵みを届けています。朝夕、通勤の自転車から、美しい「田園の町」の風景を眺め、風を切るのは大きな喜びです。


 先日、次代を担う子供達に向けてということで、矢吹中学校において ○目指すまちづくりの構想 
○まちのとその解決の方向性 ○若い人へ期待すること、等について、1年~3年生の全校生徒の皆さんにお話する機会をいただきました。
 これは、荒井校長先生の進める「矢吹創生学」(まちの現状と課題を知り、その解決策、方向性を自分たちで研究する)の授業の一環として講話の機会を頂いたものです。(広い体育館と各教室をオンラインで結び新型コロナ対策を十分に施しての開催です)
 以前から、次代を担う子供達や中学生、高校生の皆さんに、まずこの矢吹町に関心を持ってもらうこと、矢吹町には大きな発展の可能性がある(❶東北新幹線と東北自動車道により首都圏へ至便の通勤圏内 ❷近くの福島空港により関西圏へも至便 ❸物流のハブとして運送会社等物流系企業の評価が高い ❹平坦な地形で進出企業に深刻な被害を与える自然災害が起こりにくいetc ことを知ってもらい、「今でも何十年か先の将来でも、まちの発展のため、より良いまちづくりのため力を貸してもらえないか」とのお話をしたいと、教育長、校長先生にお話をしており、今回実現したものです。
 後日いただいた生徒の皆さんからの感想には、
「これまで矢吹町について関心が無かったが、もっと矢吹町を知りたいと思った」
「矢吹町に
発展やもっと良くなる可能性があると知った。これまでは矢吹は、田んぼばかりの田舎で、発展の可能性は無いと思っていた。これからの矢吹町の発展性や可能性を自分なりにもっと考えてみたいと思った」
「町について、大人まかせでなく自分たちに何ができるか考えることが大切と気づいた」
「みんなで協力し、町を作って行くことに共感した」
「近い将来、町を出るつもりでいたが、その先の将来に町に戻ることも考えたい。町長さんの願いだから」(※嬉しいことです)
「将来、自分が育った町に恩返しがしたい」(※嬉しいことです)
「将来のため、AI、デジタルを勉強します」
 という声がありました。「矢吹創生学」の取り組みの影響もあってか、生徒の皆さんが「将来に向けてのまちづくり」を大人まかせでなく、自分のこととして捉え、矢吹の可能性を感じてくれたことが文面から伝わってきて、大変嬉しく、頼もしく感じまた。

 まちづくりは子供達から高齢者まで、町民の皆様が主役であり、多くの方にまちづくりに参画いただくこと、その機会を設けることが大事です。


 新型コロナで世の中が大きく変わってきております。ウィズコロナ、アフターコロナの時代は会社も個人も従来の東京への極端な1極集中が崩れ、テレワーク等をはじめとするデジタル化、自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)等社会のDXが進み、地方への分散・多極化が大きく進むと予想されます。
 現中・高校生の活躍する社会は、実態を伴う「地方の時代」のスタート期ではないか。矢吹町はその「地方の時代」に輝きを放ちたい。そしてその主役は現中・高校生であってほしいと思います。

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