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町長談話 令和3年10月号

町長談話 

蛭田町長

 

 ~矢吹町民の皆様へ~
  

 「コロナとの戦い」が新しいステージに向かう。矢吹町は10月5日に接種対象全町民のワクチン2回接種率が80%達成し、月末に85%達成見込みだ。
 広報やぶきの8月号でも、私はワクチン接種を全力で進め、「秋頃には次のステージ」と予測したが、8月に国からのワクチン供給に急ブレーキがかかり、予約の一部中断を余儀なくされ、切歯扼腕した。
 しかし、町として、国・県の各レベルにデータを示しながら粘り強く相談・交渉し、8~9月の追加累計4箱(4680回接種分)を確保し、ネット予約(郵送も可)を再開したところ予約が相次ぎし、早々と枠終了。皆様、お待たせしました。
 集団免疫については、ワクチン接種70%が目安とされるが、感染力の強いデルタ株でも、80~85%達成できれば、これまで、言い続けてきた「コロナを正しく恐れ、気をつけながら経済・地域・文化等の活動を再開、活性化する」環境が整いつつあるといえるのではないか。(油断は厳に禁物だが)

 

 先月、私が最も心配したのは、夏休み明けの学校、幼稚園、保育園だ。
 そもそも子供達は集団生活により感染拡大しやすい環境にいるが、12歳未満はワクチン対象外であり、中学生も当初は副反応への不安から、接種の動きが緩やかであったように思える。
 懸念したとおり、感染が深刻な地域に通う家族からの家庭内感染を通じてか、夏休み明けの学校にデルタ株が入り込んだ。(勿論、誰もが感染する可能性があるため誰も責められない)。しかし、町として、夏休み前の先生方への優先接種、各小中学校へ抗原検査の簡易キットの配布、最初の陽性者確認後、早急にPCR検査を行ない、陽性者の早期発見と対処ができたことが幸いし、小中学校の「学校と家庭内感染の連鎖の輪」を防ぎ、学級・学年閉鎖を短期間で切り抜けた。ただし、ワクチン未接種者が多い学校等は今後も注意が必要であり、オンライン授業等の加速が望まれる。

 9月は、町も県も全国的にも、大変深刻な感染状況だったが、第5波についても町民の皆様の感染防止のご努力も大きく、峠を一旦越えたように見える。
 これから「コロナとの戦い」の新ステージに向けて、「正しく恐れ、気をつけながら経済をまわし、文化・地域活動を徐々に再開・活性化する」ための対策を次々と打ちたい。
 例えば、基礎疾患のある方、受験生、希望する妊婦さん等へのサポートや優先接種を進めている。また、長期の自粛等で疲弊した飲食店の皆様への新たな対策の検討・準備も急ぐ。

 

■新型コロナウイルス感染症の対策等

【町独自の経済対策】 ※詳しくは商工推進課(42-2119)まで連絡願います。
(1) 店舗応援キャンペーンの認定店に対し、「消毒用アルコール」、「飛沫防止用アクリル板」、「検温機器」などの感染予防に必要な経費の一部として1店舗3万円を上限に助成金を交付
(2) 事業継続支援給付金として、前年又は前々年と比べ、売り上げが20%以上減少している事業者に対し10万円を給付

 

【広域(西白河市町村会)として対応を予定】
(1) 家庭内感染対策、医療体制へのサポートとして臨時療養施設(県、町の補助付き)の設置
(2) 病院等のコロナ病床の確保(治療法としての抗体カクテル療法の確保⇒予防から治療法へ)


 なお、今後、町民の皆さんへの商品券の配布や感染予防対策として飲食店への抗体検査キットの配布、ワクチンパスポートの試行など、消費喚起と町と店への元気づけとなるような支援策についての検討を行ってまいります。

 さあ皆さん、いよいよ新たなステージです。9月末をもって、緊急事態宣言、まん延防止措置が全て解除となりますが、コロナを正しく恐れ、気をつけながら経済・地域・文化等の活動を徐々に再開、活性化しましょう。(油断は厳に禁物だが)
                          

 

 

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