1. ホーム>
  2. 町政情報>
  3. 町長の部屋>
  4. 町長談話>
  5. 令和3年>
  6. 町長談話 令和3年9月号

町長談話 令和3年9月号

町長談話 

蛭田町長

 

    ~危険なデルタ株感染が県内にも急拡大~
  皆さん、ワクチン接種と感染予防徹底で自身と家族と医療を守ろう

 

 今日は8月15日(終戦記念日)、76年前の日本の運命を一変させたあの日。

この日、矢吹町は延期続きだった「成人式」(コロナ禍対応のため、短縮・簡素化して成人証書授与式に変更)を行なった。
 1月はコロナ第4波の脅威で延期、5月は国からのワクチン到着が大幅に遅れ、最もコロナに脆弱な高齢者(65才以上)にワクチン接種ができず、危険なため延期。そして今、「第5波」特にデルタ株の凄まじい拡大と猛威が私達の身近に迫る。「65才以上は接種完了したが、64才以下が国のワクチン供給急ブレーキ等によりかなり遅れており、私は再度の延期を考えた。一方、成人式実行委員会から「これ以上の再延期ではなく、規模・内容等を縮小しても開催をしてほしい」との強い声を受け、苦渋の決断を行い、実施に踏み切った。感染対策(抗原検査他)を万全に行い、式を簡素化・短縮化、式後の大人数の飲酒、カラオケの自粛を呼びかけながら。
 当日、新成人の皆様より「厳しい状況の中、成人式(成人証書授与式)を開催していただきありがとうございました」との声を頂き、大きな混乱も無く無事に終わり、職員共々、安堵している。(矢吹町のホームページで動画をご覧いただけます)。
 式辞に述べたとおり若い人達には大変期待している。

 

 8月号で、私は秋口頃からのコロナ禍の状況好転を見込み、「正しく恐れつつ活動しよう」と呼びかけたが、コロナ禍の状況は好転しない。理由は、危険なデルタ株の急拡大、東京オリンピック開催と夏休み、お盆の全国的人流の急増により、全国的にも状況は大きく悪化した。
 加えて、国のワクチン供給急ブレーキにより、予約枠も空けられない。医療関係者との連携により苦心して作り上げたスピードアップ接種体制は止った。若い層はワクチン接種に必ずしも積極的でないことも課題だ(「自分たちは大丈夫」、ネットでの副反応関連のデマ情報も影響)。
 他方、デルタ株は感染力が従来の倍とも言われ、若い層も重症化しやすいという大変危険な性質を持つ。この脅威に対して、最も脆弱とされていた65才以上の高齢者には感染と重篤化を避ける「鎧と兜」を着せることができた。問題は、デルタ株が首都圏から身近に迫っているのに、より若い層へは「鎧と兜」(ワクチン)が供給できず、無防備なままということだ。
 これでは「気をつけながら活動」も危険であり、準備不十分のまま、強大化した相手に対峙するのは、勇敢でなく無謀だ。
 今、恐れるのは、感染者急増に続く医療逼迫であり、首都圏に見られる重症者と在宅患者急増が矢吹町や周辺市町村で起こることだ。感染拡大阻止が急務であり、国、県からのワクチン確保(接種)に再び全力を尽くすとともに、町民の皆様には県内外の感染多発地帯への極力アクセス回避、仕事・通学等で必要な方は、マスクと小まめな手洗いと消毒(特に家庭に持ち込まないため)が不可欠だ。
(※先日8月15日の福島民報にワクチン接種率が掲載されたが、矢吹町は数字のカウント方法が違っており、全体の1回目接種率は41.7%でなく、48.3%。8月末日には60%前後に伸びる見込み。ワクチンが国から十分に供給されれば接種率7~8割の達成は早期に可能と考えます。)
 今は勇気を持って、ワクチン接種等の状況が好転するまで感染拡大阻止に向けて共に頑張りましょう。コロナに打ち克つ灯火は見えていると思います。

 

 追伸 最後に明るい話題を一つ。


 矢吹町の財政再建、健全化は順調に進んでいます。
 これまで、様々な場面でご指摘を頂いておりました将来負担比率、実質公債費比率等は顕著に改善しており、町民の皆様のための政策(段階的に進めている小中学校の給食費の無料化等)を徐々に実現できそうだと喜んでいます。
 ここでは紙数も尽きたので、来月号に財政解説の部屋を設けてわかりやすく解説しようと思います。乞うご期待!です。

 

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは矢吹町です。

アンケート

矢吹町ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。

Q.このページはお役に立ちましたか?
スマートフォン用ページで見る