平成23年5月

「再生へ 心ひとつに」

恐れていたその日が遂に訪れた。

 大地震が、やがて日本のどこかを襲うだろうと誰もが予想していたものの、我が町が被災することを誰が予想していたか。その答えはNOである。

 かつて、多くの地震や豪雨災害が日本の各地を襲ってきた。数限りがない。その度に大きな被害を免れ、いつしか、福島は、矢吹は、日本でもより安全で安心な地であると信じていた。妄信であったことを今更ながら後悔している。そして、心のどこかに隙があったことも。

 未曾有の大震災が発生してから一ヶ月が経った。巨大地震、津波は多くの家や街並みを破壊し、押し流した。宮城、岩手、福島の沿岸部を中心に死者・行方不明者の数は28,000人を超え、人的被害を含め被災の全容は未だ掴めない。加えて福島第一原発の直接被害と風評被害の拡大は止まることなく収束の予想さえつかない。我が町の被害も甚大だ。追い打ちをかけるように今も収まる気配のない余震が続く。

 町としても、震災直後に災害対策本部を設置し、被害の状況を把握し、ライフライン及びインフラの復旧に全力を傾注。今でも万全とは言えないが、水道の仮復旧、道路の応急処置、下水道の仮設配管、危険建物・ガレキの排除にも一定の目処がついた。一時避難者も750名を数えたが、現在は約50名と落ち着きを取り戻し、り災証明書の発行と仮設住宅の設営等に外部の方々の力を借りながら全力を傾けさせて頂いている。不便を感じている町民が大勢いることも承知はしているが、もう少しの時間を頂戴することをご理解願いたい。

 こうした中、この一ヶ月の間、多くの町民の皆様の支え合いによる町復旧へのご理解とご支援には感謝感謝の一言。

 また、区長会の皆様、消防団員の皆様、日赤奉仕団の皆様、中・高校生の皆様をはじめ、多くのボランティアの皆様には懸命なご尽力を賜り厚く御礼申し上げる。このような時だからこそ築かれた、そして気付かされた“絆”の大切さを改めて実感した一ヶ月でもあった。さらに、多くの方々に物心両面に亘る支援も頂いた。姉妹都市の三鷹市、友好都市の川南町、十和田市から、町に進出している多くの企業からも、はたまた、多くの団体、個人から、数限りのないご支援を頂いた。いまだに真心こもった支援の品々が届いていることに、今ほど助け合い、支え合おうといった多くの人々の心の温かさを感じたことはない。

 本当に有難く心から感謝いたします。

 我が町の大地震との闘いはこれから。

 復興の準備が始まりはしたが、復興の道のりは険しく長いものになるだろう。しかし、我々は立ち止まるわけにはいかない。自分の足で勇気と希望を持って立ち上がりたいし、立ち上がらなければならない。町は復興に向け最大限の努力を約束するが、しかし復興の歩みを支えるのは町民一人ひとりの努力の積み重ねであることを忘れてはならない。

 我々は「やぶきの力」を信じている。 

 We Are One. インポッシブル イズ ナッシング!である。

矢吹町長 野崎 吉郎

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