平成23年9月

「放射線低減クリーンアップ作戦」について

「毎日町では防災無線で放射線量の測定値をお知らせしていますが、役場以外の測定値は流さないのですか?」

 「役場のお知らせでは、矢吹の放射線量は0.3マイクロシーベル位で安心ですよと言っていますが、高い場所もあり、本当に安心できるのですか?」

 「子ども達の屋外活動で、グランドを利用しても大丈夫でしょうか?土ぼこりが体内に吸収され、内部被爆の心配はないのでしょうか?」

 「町の給食に出される野菜、牛乳は福島県産のモノですか?安全だとは聞いていますが、出来れば他県で生産されたモノを提供して頂けないでしょうか?」

 「堀川ダムの底質部から高濃度の放射性物質が検出されたとの新聞報道が出されましたが、矢吹町の飲み水は安全なのですか?」

 毎日内容は変わるが、町のホームページへの書き込み、また、町内でお会いする町民のもっぱらの関心は、放射能に関する話題である。当然である。

 今なお収束の兆しが明らかにならない原発事故に対し、町民の多くが大きな不安を感じており、とりわけ、子を持つ親、若い人々の不安は計り知れないものがある。

 こうした不安を解消するため、町としても、手始めに学校の表土剥ぎを実施した。幼・保育園は夏休み前に、小・中学校は夏休み期間中に実施した。表土を剥いだことにより、以前の数値に対し、3分の1~5分の1まで低減し、大きな効果を上げた。この後、幼・保育園の園児から小・中学生の生徒全員に個人線量計を一人ひとりに配布し、被爆の実態を個別に調査する予定である。

 その他にも、今言えることを言い、今やれることをやる。新たな課題についても、出来るだけ早く、しかも適切に、また、全力を尽くし、少しでも不安を取り除くべく最大・最善の努力を尽くしたい。

 しかし、これらの対策をもってしても万全とは言えないことも事実である。これらを踏まえ、放射能対策を徹底するための活動として、町は今回「子どもの健康を守る」「町民の健康を守る」ために「放射線低減クリーンアップ作戦」を実施することにした。詳しい実施内容は、今月の広報誌に記載しているのでここでは省かせて頂くが、多くの町民自らが、自らの安全・安心な町を取り戻すための活動と位置づけ実施するものである。このクリーンアップ作戦では、学校の通学路を中心に、いわゆるホットスポットを探り出し除染を徹底する。道路脇の草刈り、歩道の側溝の汚泥の除去を徹底し、ホットスポットを限りなくクリーンなスポットに変えていきたい。除染活動に当たっては、行政区長を中心に、PTAの皆さん、消防団、建設協力会、社会福祉協議会、JA、商工会、学校の先生等々の参加は勿論、私を含め職員の参加、そして多くの町民一人ひとりの協力を仰ぎたいし、協力して頂けるものと信じている。つまりは、今回の「放射線低減クリーンアップ作戦」は、町を挙げての除染活動となる。

 今、私たちの身の回りで起きている放射能問題は、全ての皆さんにとっても初めての経験であり、深刻な事態である。国もあらゆる対策を躍起になって打ち出しているが万全ではなく、しかし、全てを他人に任せるのではなく、国に頼りきるのではなく、自分たちで出来ることがあれば自分たちでやる。今出来ることを積み重ね最善を尽くす。この気持ちが、子ども達の安全を守り、地域の安心につながることだと確信している。町民一人ひとりの頑張る力を信じている。

矢吹町長 野崎 吉郎

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