平成23年10月

「9月の或る日」

 残暑が厳しい。暑い。私の部屋は南向きのため、陽がまともに当るからだ。節電の為、クーラーを控えているから殊更暑い。後ろ髪を濡らす汗を拭いながら、ひと時を利用しペンを走らせている。

9月は文化・スポーツの秋。一年の中でも町の行事が特に多い季節。

子どもからお年を召した方々が実に生きゝとして、元気に活躍している。実に嬉しい限りである。

そんな光り輝く方々の活躍を日記風に紹介してみたい。

9月1日

敬老の日に先立ち矢吹の90歳以上の高齢者を訪問した。3日間で60軒を訪問。皆さんとてもお元気。特に今回は百歳以上の超高齢者7人のうちの4人、中町の安藤悌蔵さん(100歳)、松倉の井戸沼ミサヲさん(100歳)、東郷の星和一さん(100歳)、そして矢吹町最高齢者の根宿の小林ミチさん(103歳)を訪問したが、健在ぶりには感嘆の言葉しか浮かばない。今年度中に矢吹町の百歳以上は11人になる予定であり、誠に目出度い限り。この話には後日談もある。何と9月5日の町老人クラブ連合会のグランドゴルフ大会に、大会史上初めて百歳を迎えた安藤悌蔵さんが選手として参加。しかも見事なプレーを披露したのには驚いた。「百歳万歳!!」である。

9月2日

砂降りの西郷村。今日の大会の開催は無理だろうと思いつつ会場に足を運んだ。用意した傘を差していても何故か頭が、肩が濡れる。勿論ズボンは膝上までビショ濡れ。傘を差しても雨が傘の布地を突き破って体が雨に濡れる経験は初めてだ。それでも大会は開催するとのスタート5分前アナウンス。スタートの号砲が鳴る。土砂降りの中一斉にスタートした。

 女子は1区の竹元さんの好走。2~4走も見事な走りで総合2位。男子は1区の溝井君の快走で後続を大きく引き離し、そのままトップを譲ることなく総合優勝。男女とも県大会の出場を勝ち獲った。予感はあった。会場で顧問の増子先生と話す機会があり、県大会に出場する力が十分あることを聞かされていたこと、また、出走前のウォーミングアップ中の溝井君と話す機会があり、「土砂降りの雨だから大変だね。」の問いに「いいえ、雨は大好きです。ベストの記録も雨の大会で出しています。」「コンディションもまずまずです。」と元気に頼もしく答える姿を見てそう思った。昨年は逃した全国中学駅伝大会の出場。今年は期待したい。そんな希望を抱かせる東西白河中学校駅伝大会の結果だった。

矢吹町長 野崎 吉郎

9月10日

あさひ保育園運動会。7月中に除染のため表土剥ぎをしたとは言え、注意することに越したことはないと、園庭から善郷小学校体育館に会場を移しての秋の運動会が、町内7幼・保育園のトップを切り開催された。

 会場に足を踏み入れた直後、玉入れ競技が行われた。園児達、おじいちゃん、おばあちゃん達の一生懸命な姿に大きな声援と拍手を送った。頑張る子ども達の為にも安全で安心な町を一日でも早く取り戻したいと心に固く誓った。来週は4幼・保育園の運動会が開催される。忙しくはあるが、また楽しみである。

 まだまだ書きたいことはある。続きは後々の広報誌で紹介したい。いずれにしても、今は震災の復旧・復興で大変な時期だが、そうしたことを忘れさせてくれる程の皆さんの活躍に心から拍手を送り、今月のひと言とする。

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