平成27年4月

「平成27年度を迎えるにあたって」

3月町議会を終え、今、ほんの束の間の“ひと時”を過ごしています。2~3月は、年度末とあってか、余りにも多忙を極め、自分の、また辺りに起きている様々な事柄をゆっくりと眺め、楽しむゆとりさえなかったような気がいたします。気が付けば、3月にしては寒かった時期も峠を越したかのように、今ようやく暖かさを感じる風と陽光が実に心地良い日々を迎えております。長かった冬が去り、待ちに待った春の到来です。朝・夕は、まだまだ肌寒い日もありますが、それでも日増しに、日中はもとより、夜でも「寒い」という感覚が薄れてきて、月明かりに照らされながら、戸外で愛犬や愛猫と“ボー”と過ごすことが出来るこの時節を今やっと楽しめる自分がいます。思えば、矢吹町も同様に、長い、長い冬を終え、今、春を迎えようとしている気がいたします。震災からの復旧を終え、新たな復興という春の兆しを、町なかを眺め、また行きかう人々を見て、私は感じております。

そんな思いを抱きつつ、去る3月11日、あの大震災から4年目を迎えました。サイレンの吹鳴と共に、改めて、東日本大震災により、被災された皆様をはじめ、今もなお、避難生活を強いられている皆様に頭を垂れてお見舞いを申し上げさせて頂きました。また当日は、仮設住宅、借上げ住宅等にお住まいの皆様と共に、町社会福祉協議会主催の「追悼式」にも出席させて頂き、避難生活者25名とスタッフ合わせて32名とお昼のひと時を過ごさせて頂きました。災害公営住宅建設の進捗状況を説明し、ご理解を頂いてまいりました。そして、この後も、避難生活を送る皆様に、町、社協共に温かく見守っていくことを約束してまいりました。

さて、まもなく終えようとしている平成26年度は、「復興元年」として、「復興への実感」ができるよう、東日本大震災からの復旧・復興を最優先に取り組むと共に、「第5次矢吹町まちづくり総合計画後期基本計画」が平成27年度に最終年次を迎えることから、事務事業の確実な推進を図り、震災以前以上の活力あるまちづくりを目指し、各種事業に取り組んでまいりました。

とりわけ、中心市街地の復興として、「子ども屋内外運動場」が3月27日にオープンいたしました。子ども達が喜々として遊ぶ姿は、何事にも勝る嬉しいことであります。子ども達が元気にスクスク育つことを願うばかりであります。

また、災害公営住宅52戸の建設も順調に進んでおります。現在、中畑地区4戸、円谷呉服店跡地の中町第1地区に14戸、商工会跡地の中町第2地区に23戸、山口靴店跡地の中町第3地区に11戸の建設を急いでおります。中畑地区は平成27年6月に、中町第1地区は10月に、中町第2・第3地区は平成28年3月に工事を終え、順次速やかに入居を開始してまいります。避難生活者に、安心できる暮らしと、中心市街地の「賑わい」づくりに役立つものと確信しております。

そして、復興計画の最重点課題である「町内全域の除染」については、「除染なくして復興なし」と位置付け、平成27年度末を住宅除染の最終年度として鋭意努力してまいります。また、森林再生事業、道路除染についても、出来る限り早い時期の完了を目指し進めてまいります。

さらに、難聴対策のため280MHzの高性能防災ラジオ800台の無料配布の受付も、3月17日から始まりました。平成27年度も継続配布し、必要とする町民全てに配布してまいります。このほかにも、備蓄倉庫1棟、耐震性飲料水兼用貯水槽2基も設置を完了しました。

まもなく迎える平成27年度は、「復興を形にする年」として、さらに復興を加速化させ、結果を求めることを重点においた事業の展開を図ってまいります。

平成27年度のまちづくりの政策方針及び当初予算編成方針を表す、「平成27年度矢吹町政策大綱」では、昨年度の大綱の基本方針を引き継ぐことは勿論、新たに「復興」「子育て支援」「健康・医療」「企業誘致」「農業振興」の5つを重点分野と定め、重点的かつスピード感を持った政策の展開、事業の着実な実施について、方針を示させて頂いたところであります。平成27年度に実施する主な取り組み事業についての詳細な記載は、今後、様々な機会を通じ説明させて頂きますので、今回は省かせていただきます。

また、平成27年度は、「第5次矢吹町まちづくり総合計画」の計画期間の最終年度であることから、平成26年7月に実施した住民アンケートの結果や、まちづくり懇談会、各行政区懇談会、まちづくりワークショップ等の意見を反映した、新たな「手引書」、町最上位計画となる「第6次矢吹町まちづくり総合計画」の策定を行ってまいります。

人口が減少し、高齢化が進み、地域が益々縮小する中、まちづくりの方向性をどこに定めるのか、「人」「子ども」「仕事」「くらし」「支えあい」「構想実現のために」「復旧・復興のために」7つの基本理念を再検証し、矢吹町の特性を最大限に生かし、震災を克服し、「復興」を形にし、新しい時代に合った「新生矢吹町」という輝かしい未来へ向かって着実に歩んでいく計画づくりを進めてまいります。

一方、国では、全国的に直面する人口減少の克服、地方の活力の創造を目指すために、「地方創生」という考えを打ち出しました。

本町においても、地方創生の取り組みとして町自らが考え、責任をもったまちづくり戦略を推進するため、新しく計画中のまちづくり総合計画と関連づけ、「地方人口ビジョン」及び「地方版(矢吹版)総合戦略」を国が示す期限内、平成27年の出来るだけ早い時期に策定してまいります。

主な事業は地方創生先行型として、先ほど説明した「矢吹町総合戦略策定事業」、企業ガイドブック作成等の「企業誘致促進事業」、福島デスティネーションキャンペーン、駅周辺の環境整備、道の駅基本計画策定等の「地域観光再発見事業」、及び地方創生消費喚起型として、商工会とタイアップしたプレミアム商品券を発行する「商工会運営費支援事業」を実施してまいります。

このように、平成27年度は、地方が新しい時代に入るなか、町は依然として厳しい財政状況にありますが、町民の安心、安全な暮らしの実現、そして復興を形にし、将来への夢と希望に満ち溢れ、子ども達がずっと住み続けて頂ける、大人が豊かに、お年寄りが生き生きと長寿を全うして頂けるそんな矢吹のまちづくりを目指すため、これまで以上に努力していくことをお誓いいたします。

辺りを見渡すと、梅の花が咲き出しました。大好きな桜の便りも間近の今日この頃です。花見の出来る日を楽しみにしながら、今月のひと言といたします。

矢吹町長 野崎 吉郎

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