平成24年2月

「三期目にあたり」

 私事ではありますが、昨年末の町長選挙では大変お世話になりました。お陰様にて三期目の新たな船出が出来ますこと大変嬉しく思います。心新たに改めて震災からの復旧、そして復興に全力で取り組んで参りますので、町民各位のご支援とご協力を切にお願い申し上げます。

 三期目を迎えるに当たり、特に私が申し上げたい事項を述べさせて頂きます。

震災からの復旧

 今回の震災では、地域の「絆」や人と人との「支えあい」の大切さを改めて認識いたしました。全ての町民が震災からの復旧の思いを共有し、一丸と なって復旧を進めて参りました。道路・上下水道等の社会生活基盤の復旧については、震災直後から、建設協力会、消防団、そして多くの町民、ボランティア、 職員等の昼夜の別なくの懸命の応急復旧作業により、日常の生活に支障のない範囲での通行・利用が可能となっております。

今後は、我が町の基幹産業であり「さわやかな田園のまち」をキャッチフレーズとする、我々町民の大きな心の拠り所でもある農業、殊に今年の米作りに支障をきたさぬよう農業施設・農地の復旧を最優先事項として取り組んで参ります。

放射能の除染

 昨年は子ども達を放射能から守るため、校庭・園庭、更には通学路の除染を実施しました。今年は範囲を広げ、町内全域にわたる除染活動を実施して参 ります。そのためにも、早急に「除染計画」を策定し、一般家庭や農地等の除染を実施し、町民の命と健康を守って参ります。私が常々申し上げている「除染な くして復興なし」の言葉通り、町内の除染は、本町復興の大前提であります。

原子力損害賠償紛争審査会指針の撤回

昨年末に示された当審査会の指針は、福島県を二分するものであり、また、その内容は著しく合理性、論理性を欠く決定であり、全く受け入れられるものではありません。この決定を受け、当町でも関係市町村と一体となり、国や関係機関へ抗議活動を行って参りました。

なお、皆様にご協力頂き寄せられた署名は、署名簿枚数1288枚、署名数14711名分となり、1月19日福島県庁において、平野博文文部科学大臣にこの署名簿を提出し、強く要望して参りました。

今後も、この指針撤回に向け全力で要望活動を実施して参ります。

復興に向けて

 震災からの早期復旧、そして震災前以上の活力ある矢吹の構築を目指した「矢吹町復興ビジョン」が昨年末に策定されました。このビジョンを基に、今 年3月までに「復興計画」が策定されることになります。復興に向けた取り組みとして、特に私が申し上げたいことは、中心市街地の「再生」であります。古く は奥州街道の宿場町の時代から今に至るまで、矢吹町の“顔”として町の繁栄を支えてきた歴史ある場所でもあります。震災によりその歴史を閉ざすことは、先 人たちの努力を無にすることにも繋がり、到底許されるものではありません。商店街の復興は、我が町の100年~200年先の未来を左右する大きな課題でも あると私は確信しております。今だからこそ、今しかできない覚悟で中心市街地の復興に全力で取り組んで参ります。

結びに

 以上が三期目に当たっての私の抱負でもあります。この他にも復興計画に盛り込まれる事業が数多くあります。これらの事業の着実な実施に向け全力を 傾けて参りますが、これまで取り組んで参りました「財政再建三ヶ年計画」以上に厳しい取り組みになるかと思われます。こうした厳しい状況の中、新年早々、 我が町にとり明るい報せが届いていることもまた、事実であります。

町内に所在する第2苗畑跡地が、福島県により昨年末に「復興工業団地」として位置づけられました。町産業の復興の大きな足掛かりとなることは確実であります。

 また、矢吹町が生んだスーパースター、中畑清さんの横浜DeNAベイスターズ監督就任は、町民の皆さんはもとより全福島県民に希望をもたらすニュースであり、皆さんの“心の復興”を大きく加速させるものであります。

 

 最後になりますが、復興への道のりは今、スタートラインに立ったばかりであります。これから長く険しい道のりが続くことは想像に難くありません。

 しかし、その先にある町民の皆さんの笑顔溢れる生活を、そして町が目指すべき将来像、「みんなで支え創造する私のふるさと さわやかな田園のまち・やぶき」の実現を粉骨砕身の精神で目指して参ります。

 私たちには責任があります。

 それは必ずこの難局を乗り越え、子や孫にすばらしい矢吹町を引き継ぐことであります。子ども達の未来に一点でも不安を残して引き継がせる訳にはいきません。

 知事さんの年頭の所感の結びの挨拶の一文を引用させて頂きます。

 第35回全国高等学校総合文化祭が昨年8月に、ここ福島で開催されました。その文化祭の高校生による構成劇でのメッセージです。

 「福島に生まれて、福島で育って、福島で働いて、福島で結婚して、福島で子どもを産んで、福島で子どもを育てて、福島で孫を見て、福島でひ孫を見て、福島で最後を過ごす。それが私の夢なのです。あなたが福島を大好きになれば幸せです。」

 福島を矢吹に置き換えて復唱してみてください。子どもたちの明るい笑顔が溢れ、子ども達のこの夢の実現を目指し、「新生やぶき」の創造に全力で取り組むことを重ねてお誓いし、3期目にあたっての挨拶といたします。

矢吹町長 野崎 吉郎

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