平成22年4月

「ボーイスカウトの活動に思う」

 4月のとある日。民生児童委員協議会会長の佐藤悌二氏が私の部屋を訪れた。ボーイスカウトの会報誌を手にし、ぜひお読みくださいと言って私に手渡した。

ボーイスカウトの存在や活動は誰もが知るところ。私も多少の知識は持ち合わせている。手渡された誌面に目を通し、つくづくと考えさせられた。

 誌面には、各指導者の手記と、隊員である子ども達の歳末助け合い募金活動の内容が記されていた。

 指導者の河合さんは、ふくしま駅伝中継所の甘酒を振舞うに至った経緯と子ども達の活動の様子について書き記し、子ども達も、歳末助け合い募金活動を通じ、社会貢献の重要さと、携わった喜びについての心の機微を実に見事に書き表している。

 こうした活動は、町の多くの活動の一つ、また、小さなしかもありふれた活動と見過ごされていることも事実である。かくいう私もそう受け止めてき た。しかし、甘酒を事前に準備すること、テントを設営すること、応援する観衆が帰った後には、ゴミを片付け撤去すること、また、寒風の中で、何時間も立っ て募金のお願いの声を張り上げる。私たちはといえば、当日の活動のありのままの姿しか目に入らない。このありふれた、あたり前の活動として目にしている活 動にも、こうした活動に参加しなければ得られない思いやご苦労があることを私たちは気づかなくてはならないし、気づくべきである。私自身もこの誌面を読み 終え、素直に「ご苦労様でした。ありがとう」と、心から感謝した。

 町は、このボーイスカウトの尊い活動以外にも実に多くの団体、つまり、NPOを始め、各種団体や多くの住民の尊い活動に支えられている。こうした 多くの団体や住民の奉仕活動、いわゆるボランティア活動は多岐に亘っているが、活動の実態が住民にしかも充分に理解されているとは言い難い。私たちはもっ ともっと感謝の念をもって活動を理解し、支援し、さらには温かく思いやることに努めるべきであろう。

 町では、住民の皆さんも既にご存知のように、町づくりの大きな柱として“協働のまちづくり”を掲げている。その理念は、大好きな私のふるさとづく りは、住民の皆さんお一人おひとりの活動にあることを問うている。小さな、しかもありふれたボーイスカウトの活動に、町づくりの原点を見出したのは、私だ けではないことを信じている。

矢吹町長 野崎 吉郎

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