平成22年6月

「交通死亡事故「0」1000日達成!を目指して」

平成21年5月17日。この日が何の日かと聞かれても、即答できる人は稀だろう。しかし、ごく一部の人達には、確かな記憶として、心の中に刻まれている。

 当町は、交通の利便性に恵まれた町である。町を縦断する四号国道と東北自動車道、また、縦横無尽に県道・町道が張り巡らされている。その数たるや、県道が10路線、町道に至っては、672路線を数える。道路の総延長は、実に413.57kmとなる。こうした道路事情も手伝って、当町での交通事故は絶えない。道路が多いということは、車の通行量も多いのは当り前。前述したように多くの道路を抱える当町の交通環境は厳しいと言わざるを得ないのが現状である。

 国から出されている資料によれば、最も交通事故死亡者数が多かった年は昭和45年であり、その数16,765人。平成21年が4,914人であるから、昭和45年比で29%まで減少している。一方、交通事故の発生件数・負傷者数はと言えば、ともにピークは平成16年となっている。当町では、発生件数・負傷者数も同様に平成16年がピークで、108件・135人と交通事故の多発が町の大きな不安要素となり、この克服が重要な課題であった。因みに、この年代は当町において、犯罪の発生率も高く、特に平成15年には、県内町の部でワーストを記録したことも忘れてはならない。

こうした町の状況を踏まえ、平成16年に矢吹町の安全・安心づくりのために、「防犯・交通に関する『新・矢吹方式』」がスタートした。この方式は、町民自らの手によって、犯罪を一件でも少なく、また悲惨な交通事故を一件でも少なくしようと町の防犯団体と交通安全の団体が手を携えて活動を展開するものであり、今年で7年目を迎えた。活動が奏功し、今では犯罪発生率ワーストを返上することができ、また交通事故の発生件数・負傷者数も3桁台から2桁台まで減少している。

しかし、残念ながら、交通事故死亡者数については、平成16年以降、平成19年を除き、数を数える結果となっている。新聞報道で、他の町村が「交通死亡事故「0」1000日達成!」等々の記事を見るにつけ、当町でも何とか達成できないものかと夢見てきたが、その夢が現実となりつつある。冒頭の日付が夢の出発点である。この事実を話すべきか、内緒にすべきか多少迷ったが話すことにした。

実は、昨年5月17日を最後に、交通死亡事故が当町で発生していないのである。事実を話した途端、夢が壊れることを心配しない訳でもないが、過日の町交通安全母の会総会の席上、菊地美枝会長から、「是非この事実を町民に話すべきだ。町民の意識を喚起し、町民共通の認識のもとで、交通死亡事故「0」1000日を目標に頑張りましょう!」との力強い後押しもあり、この誌面を借りて話すことにした。悲惨な事故をなくすため、今年の合言葉の1つに決めた。

 町民みんなの合言葉「交通死亡事故「0」1000日達成!」である。

矢吹町長  野崎 吉郎

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