平成22年10月

「我家のカメさんのお話」

我家にはカメがいる。随分前には愛猫“アニキ”のことを書いたが、今回はカメについて書いてみる。

 実は我家のカメは名前が無い。どう呼ぼうが返事をしないので名前は付けていない。種類も分からない。図鑑でも調べたが、よく分からない。女房が2年程前に左前脚に怪我をして道路を歩いているところを拾って来てから、“アニキ”に次いで2番目の我家の住人になった。狭苦しいガラスケースの水槽で飼い始め、毎朝・夕の餌やりと朝起きて、また夜眠る前に「カメ、カメ」と声を掛けるのが日課。「カメ、カメおはよう!」、「カメ、カメご飯だよ!」と声を掛けると、首をすくめた状態から首を伸ばし、頭をもたげる動作をする。カメの名を呼ぶと“アニキ”も焼きもちを焼くのか必ず寄ってくる。餌は1回10粒程度。ものの1~2分で完食。食欲は旺盛である。

 我家の名無しのカメさんは、普段は静かにしているが、声を掛けると水槽のガラスの壁面を何度もよじ登ろうとする。外に出たい合図なのだろうと勝手に解釈しているが、毎日が水槽の中で窮屈な思いをしているカメの為、休みの天気の良い日には日光浴をさせる。体の消毒と、運動不足・ストレス解消が目的で、その時ばかりはカメも元気に動き回る。カメはノロイという先入観で目を離すととんでもないことが起きる。毎朝、女房は玄関の掃き掃除とカメの早朝散歩を日課としていたが、或る朝、散歩中のカメからほんの少し目を離したスキにカメを見失ったのである。女房の大声で我家は騒然。1時間程、両親の助けも借りて4人で探したが見つからずがく然。たかがカメ1匹とお思いだろうが、意外な程悲しみを覚えた自分自身に戸惑った。あきらめきれずに仕事を終えたその夜、懐中電灯を手に再度探したところ、玄関脇のグミの古木の傍にある庭石の底の隙間に身を潜めている姿を発見。電灯の明かりに反射した目の光りで見つけることができたのだ。その後帰宅した女房も、無事発見されたカメを見て喜んだことは言うまでもない。

 ところで、話は変わるが、皆さんはカメの鳴き声を聞いたことがありますか。女房は鳴き声を聞いたというのだが、私は未だ聞いたことが無いので、女房の話も俄に信じることができずにいたのであるが、その話を知人に話したところ、知人がおもむろに携帯電話で鳴き声を検索。鳴くんですね。何とも表現できないのだが、私もその時初めてカメの鳴き声を耳にした。興味のある方は是非確かめてみてください。

 さて、カメと言えば長寿。長生きのシンボルである。「カメの甲より年の劫」と諺にある。先日の敬老会で大勢のお年寄りの皆さんの長寿をお祝いした。皆さんの更なるご長寿を心よりお祈りし、今月のひと言といたします。

矢吹町長 野崎 吉郎

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