平成20年5月

「ガン追放宣言の町」

矢吹町で「ガン追放宣言の町」を発したのは昭和38年であるから、すでに35年が経過した。ガンの脅威が増したことに伴い、この町から一件でもガンで亡くなる人を少なくしたいとの思いからの発案だったのであろう。しかし、身の回りでガンで亡くなる人は年々増えているというのが実感である。では、矢吹町で一体何人の人が1年間に亡くなっているかと問われ即答できるかと言われれば、調べてみるまで分からなかったというのが本音である。そもそも、こうしたことを調べるきっかけは「がんのひみつ」(中川恵一著)を読んだことによる。

読んで驚いた。皆さんは、今、日本で二人に一人がガンになって、三人に一人がガンで亡くなっていることを知っていましたか。日本の年間死亡者数は約110万人。36万人がガンで死亡ということになり、日本は世界一のガン大国ということである。この本を読んで、早速担当から町の資料を取り寄せ町の現状を調べた。平成13年から17年までの5年間と、少々古い資料になるが、5年間の総死亡者数の内238名がガンで亡くなっている。率にして30.3%を占めている。まさしく日本の平均値近くまでなっている。こうした事実を今まで知らなかったことが恐ろしい。幸いに「まだ自分は大丈夫だ」と思っている皆さんを容易に想像できるが「明日は我が身」である。

この本で興味深いのは、私もそうであったように、日本人の多くが知らないという事実である。これだけ多くのガン患者がいて亡くなっていたのにである。さらに人口10万人当りのガン死亡率を他の国と比べると欧米ではどんどん減っているのに日本では緩やかにではなく急激に増えているということに、また驚かされる。95年までは、同じ位の比率が、その後、差が拡大しているとのこと。何故なのだろうとなると、日本人はちゃんとガンに向き合っていないからだという。不治の病と称してガンの話は、タブーであり秘密になっているというのである。ガンは二人に一人が発病し、三人に一人が亡くなっているのは間違いなく、誰にとっても他人事ではないということをきちんと認識すべきである。

 こうした現状を踏まえ、日本もようやく対策に乗り出した。昨年4月に「ガン対策基本法」が、6月に「ガン対策推進計画」が策定された。ガン死亡の20%削減が目標として掲げられた。これを受け、当町も再度「ガン追放宣言の町」に相応しい対策を講じて参りたい。いずれにしても、ガンは不治の病でもなく早期の発見が大事であることは、皆さんは百も承知のこと。今年も必ず集団検診を受診して下さるようお願いし、ちょっとドキッとする話になりましたが、皆さんの健康を祈念し、「私のひと言」」といたします。

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