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滝八幡三十三観音磨崖仏群

滝八幡三十三観音磨崖仏群

隈戸川に面し10m余の断崖に、龕高【がんこう】90cm以内・像高40cmから60cmの仏像が彫刻されている。尊像は薬師如来【やくしにょらい】1体、阿弥陀如来【あみだにょらい】1体、地蔵菩薩【じぞうぼさつ】1体、観音菩薩【かんのんぼさつ】(各種)32体尊名不詳2体の合計37体である。
磨崖仏の大きさ、作風から同時期に製作されたものと思われるが、造立年代は『白河風土記』(文化2年(1805)刊)に記載があることから、それ以前であることは確かである。像容などから江戸時代中期以後(1750~1800)と考えられている。
崖上には、前九年の役に源義家が凱施のおり、矢柄で屋根を葺き建立したと伝えられている「八幡神社」の小祠【しょうし】があり、これが矢葺(矢吹)の地名のゆかりとなっている。付近には中世矢吹氏の館跡「袖ヶ城館跡」がある。

【文化財案内看板より】
隈戸川岸の10メートル余の断崖、岸壁に37体の磨崖仏が彫刻されている(薬師如来1 阿弥陀如来1 地蔵菩薩1 聖観音菩薩10 不空羂索観音菩薩8 千手観音菩薩5 如意輪観音菩薩5 馬頭観音菩薩2 准胝観音菩薩1 十一面観音菩薩1 尊名不詳2)これらの磨崖仏は、大きさ、作風から同時期に彫刻されたものと考えられる。「白河風土記」(文化2年(1805)刊)巻之十一に三十三観音の記があるところから、これ以前に彫刻されていることがわかる。像容、作風から18世紀後半の造立とみられる。断崖上に石祠「滝八神社」が鎮座しているが、「白河風土記」に滝八幡宮の記あり、康平年中(1058~64)、前九年の役に源義家が、凱旋のおり矢柄で屋根を葺き建立したと伝えている。これが「矢葺」(矢吹)の地名のゆかりとなっている。付近には中世矢吹氏の舘跡「袖ケ城」があり史実、伝説とあわせて貴重な史跡である。

指定年月日: 矢吹町指定昭和56年5月1日

所在地:滝八幡

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