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根宿天王祭太鼓
五穀豊穣と悪魔払いを祈願して、部落の人々を集め太鼓を打ち念仏と「地言」をうたう。
「地言」は他の地域と酷似しているが、太鼓の打法は他に見られない工夫がある。その激しい連打には、太陽の恵みにすがり、害虫や災いをもたらす御霊をすべて追い払って、五穀豊穣を授かりたいという、祖先の切なる願望が込められている。
【文化財案内看板より】
県南地区には、天道、すなわち田植え終了後に太陽を念じ、害虫を追い払って豊作を祈願する念仏踊りが伝えられている。念仏踊りとは、一般に念仏を唱えながら太鼓や鉦を打ち踊躍するものをいうが、虫送り、疫病除け等、御霊を鎮めて送り出す目的で行うすべてが含まれる。
この根宿の天王祭太鼓はその一つで、旧暦6月14日の夜に八幡神社の境内で行われる。最初に芸能の始まりを告げる「寄せ太鼓」があり、これより太鼓打ち数人が注連縄の中に入り、太鼓と、「はいなむ」(唄)「あやなむ」(地言)と呼ばれる念仏が交互に繰り返される。太鼓は打ち始めたら中断してはならず、交代しながら4時間打ち続けられる。最後に「散らし太鼓」で一切が終わる。
指定年月日:矢吹町指定平成16年5月7日
所在地:根宿
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